沼津在住外国人対象に防災講座 119番通報や消火体験
沼津市はこのほど、市内在住外国人を対象にした防災講座を同市の沼津北消防署で開いた。コロナ禍のため一時中断し、5年ぶり7回目の開催。フィリピン、ニュージーランド、ネパール、ペルーなどの出身者約30人が、災害時の対応を学んだ。
講義では、能登半島地震や東日本大震災、熱海市の土石流災害など日本国内で発生した災害を紹介。やさしい日本語や、英語、中国語、スペイン語、ポルトガル語の通訳を通じて内容を伝えた。参加者は119番通報や、ホースや消火器を使った消火を体験した。
妻と娘とともに初参加したフィリピン国籍のオリバ・レイさん(39)は「119番の方法など知らないことばかりだったので参加してよかった」と話した。