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テーマ : 熱海市

熱海土石流の判読不能行政文書 静岡県「隠蔽の意図ない」 県議会

 静岡県の京極仁志経営管理部長は2日の県議会9月定例会一般質問で、県がホームページ(HP)上で公表した熱海市土石流に関する行政文書の一部が白黒化され、写真が判読できない形で掲載されていた問題について、「作業上のミスであり、反省している」とした上で、「隠蔽(いんぺい)の意図は全くない」と述べた。西原氏への答弁。
 京極部長は、不鮮明だった公文書は、県が発災3カ月後の2021年10月に県HPに公表した約4千枚の一部で、個人情報などの非開示情報を確実に黒塗りするために機器の「白黒・文字モード」でスキャンした結果、一部の写真で黒色が強く出たなどと説明。「指摘された文書は速やかにカラーの鮮明なものに差し替えた。隠蔽の意図がないと担当職員に確認した」と述べた。
 遺族や被災者が県などを相手に起こした民事訴訟で裁判所が求める53文書を県が提出していないとする報道については、「文書送付嘱託を受けた公文書は全て期限までに提出している」との見解を示し、「県の認識と異なる報道に対しては県が把握する事実関係をきちんと情報提供し、県民の不信感を払拭する」とした。

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