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テーマ : 熱海市

自助共助の備え確認 熱海で総合防災訓練

 熱海市は10日、2023年度の総合防災訓練を市内各地で実施した。南海トラフ巨大地震の影響で土砂災害や津波被害、家屋倒壊などが発生したとの想定。市や県、自主防災会など22団体2千人が参加し、自助・共助による防災力の向上を図った。

土砂災害対応訓練で土留めを設置する隊員=熱海市
土砂災害対応訓練で土留めを設置する隊員=熱海市
ペットの同行避難について周知啓発する関係者=熱海市
ペットの同行避難について周知啓発する関係者=熱海市
土砂災害対応訓練で土留めを設置する隊員=熱海市
ペットの同行避難について周知啓発する関係者=熱海市

 同市泉の建設会社資材置き場では、市消防本部が21年7月に同市伊豆山で発生した大規模土石流を踏まえた土砂災害対応訓練に取り組んだ。鉄パイプと板を使って「土留め」を施工した後、スコップで慎重に土を掘り、要救助者を捜索する流れを確認した。土砂崩れに巻き込まれた車両から運転者を救出する技術の習得にも励んだ。
 メイン会場の第二小では、ペットの同行避難訓練を初めて行った。ペットと共に避難所を訪れた飼い主はほかの飼い主とグループを作り、飼育管理スペースを運営することを周知啓発した。市によると、市内のペット数は犬の登録だけで約2千匹。同行避難の備えとしては、避難所で使用するゲージを用意し、小・中型犬の場合は5日間で餌2キロと水4リットルの備蓄が必要との説明があった。
 (熱海支局・鈴木文之)

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