あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 熱海市

未活用魚 見て 触って 食べて 熱海知る 保育園で給食に

 熱海市教委と、市民有志でつくる団体「熱海千魚ベースプロジェクト」は6日、同市下多賀の市立和田木保育園で、海の恵みに親しむ体験活動を開いた。園児が地元の網代港に水揚げされた鮮魚を観賞し、魚体が小さいなどの理由で市場に出回らない「未活用魚」を使った給食を味わった。

地元の港で水揚げされた魚を観賞し、海の恵みに親しむ園児=熱海市の和田木保育園
地元の港で水揚げされた魚を観賞し、海の恵みに親しむ園児=熱海市の和田木保育園

 地元の海と魚を知る活動を通じて郷土愛を育むとともに、未活用魚を有効利用した食育を推進する狙い。日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として企画した。定置網漁を操業する網代漁業の担当者が取れたてのアジ、サバ、イワシなどを持ち込み、さばき方を実演した。園児たちは教わった魚の名前を連呼したり、魚に触れたりして興味津々の様子だった。
 市教委によると、未活用魚を使った給食は、市立あたみこども園に次いで2園目。サバの未活用魚で調理された竜田揚げが給食のおかずに登場し、園児たちは「おいしい」「ふわふわ」と歓声を上げながら次々に平らげた。
 NPO法人ディスカバーブルー(神奈川県)の水井涼太代表理事が講話も行い、海の生態系の豊かさや海洋プラスチックごみの問題を伝えた。
 (熱海支局・鈴木文之)

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

熱海市の記事一覧

他の追っかけを読む