熱海富士 都内で「赤い羽根」募金呼びかけ
大相撲秋場所で優勝争いに加わって11勝を挙げ、初の敢闘賞に輝いた、熱海市出身で21歳の幕内熱海富士が1日、東京都台東区の浅草寺で「赤い羽根共同募金運動」に参加し、協力を呼びかけた。人気上昇中のホープは「こうした活動があることを皆さんに知ってもらえたらいい。自分も小学生の頃に募金の経験がある」と人懐こい笑顔を浮かべた。
秋場所では優勝決定戦で大関貴景勝に敗れたが、右四つの正攻法の相撲と喜怒哀楽を素直に出すキャラクターで注目された。この日は満面の笑みでファンと触れ合い「もっと自分を見てもらえるようになればうれしい」と語った。
九州場所(11月12日初日・福岡国際センター)では悔しさをぶつける覚悟だ。「自分は負けず嫌い。秋巡業もあるので、もっと稽古していきたい」と貪欲に話した。