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テーマ : 熱海市

伊豆山被災地住宅 窃盗の男に有罪 地裁沼津支部判決

 熱海市伊豆山の土石流被災地の住宅に侵入し、女性用下着などを盗んだとして窃盗と住居侵入の罪に問われた静岡市清水区、無職の男(26)の判決公判で、静岡地裁沼津支部(野沢晃一裁判官)は28日、懲役1年8月、保護観察付き執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡した。
 野沢裁判官は判決理由で「侵入盗自体が軽視できず、避難中の被災者の住宅を狙った犯行は卑劣で悪質」と指摘した。常習性についても触れた一方で、被害が高額ではなく、示談が成立していることなどを考慮し、保護観察付き執行猶予判決が妥当とした。
 判決によると、被告は2021年8月上旬、熱海市の住宅に窓や玄関から侵入し、下着など26点(計約1万3800円相当)を盗んだ。18年12月には静岡市清水区の住宅敷地内で下着3点(同1100円相当)を、22年1月には同区のアパートのベランダで下着など8点(同3400円相当)を盗んだ。

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