学制施行から150年 「あの頃の学校」 教材や道具紹介 富士で企画展
学制施行から150年の節目に合わせ、かつて学校内で使われていた懐かしさを感じさせる教材や道具を紹介する企画展「学びの窓150年」が来年1月8日まで、富士市の富士山かぐや姫ミュージアムで開かれている。
明治や昭和、平成期に使われていた教材を教科ごとに並べている。明治初期に教室の前方に掲げて漢字の読み書きなどを示した「教育掛図」や戦後の給食で使用された脱脂粉乳用のポットなど、現在ではなじみの薄い道具も展示する。学制施行直後の市内小学校の位置や、その後の変遷を示した図も用意した。
学芸員の秋山裕貴さん(37)は「子どもと祖父母など異なる世代で訪れて学校生活を振り返ってほしい」と話した。