富士市立高生ら３０５人情報漏えい　カシオのアプリ不正アクセス

　カシオ計算機のオンライン学習アプリへの不正アクセスで個人情報が漏えいした問題で、富士市立高は２６日、同校の生徒と教職員計３０５人分が外部に漏えいしたと発表した。内容は氏名、学校で使うメールアドレス、学年、出席番号など。現時点で第三者による悪用は確認されていない。
　学習アプリ「ＣｌａｓｓＰａｄ．ｎｅｔ（クラスパッドドットネット）」はタブレット端末から辞書を利用できるサービスで、登録時に個人情報を入力する。同校によると、同社が１８日に発表した流出件数の１２万件超に、このアプリを利用している１年生と教職員の全員分が含まれていた。２４日に同社から報告を受けたという。
　同校は保護者宛てに報告の文書を送付するとともに、同社に対して状況の調査とセキュリティー強化を求めている。