「何でも挑戦 経験積んで」 富士・吉原高 卒業生が社会人講話
富士市の吉原高で21日、社会人講座が開かれ、同校卒業生の消防士と警察官が高校時代の過ごし方や仕事について語った。
夏休み前に、進路実現や学校生活の充実について考える機会を設けた。
2018年度卒で同市消防本部中央消防署救助担当の中村信哉さん(22)は小学6年で骨折した際に多くの人に助けられ、「人の役に立ちたい」と消防士を目指した経緯を語った。中村さんは「挑戦には『浅い挑戦』と『深い挑戦』がある」とし、「何でも挑戦して経験を積み、本当にやりたいことが見つかったら誰よりも努力しよう」と呼び掛けた。
18年度卒で県警牧之原署相良交番に勤務する金指大輝さん(22)は「高校時代の3年間は一生の財産。大切に過ごして」と伝えた。
(富士支局・青島英治)