詐欺被害防止へ特製タペストリー 富士防犯協会など作成
富士署と富士防犯協会はこのほど、特殊詐欺被害防止を目的に作成した特製タペストリー計500セットを市金融機関防犯協会に寄付した。今後、市内の金融機関99店舗のATM計207台の周辺に張り出して注意喚起する。
目立つ黄色のタペストリーは大きさが縦約10センチ、横約20センチ。「いま、犯人は、あなたのお金を狙っています!お金の電話やメールがありませんか?」との文言で、振り込みや現金の引き出しの際に思いとどまる効果を期待している。
サギ電話が頻発した場合には「特殊詐欺電話多発警報・注意報発令中」の小旗を付けてさらに注意を促す。
市内で開かれた同協会総会の場で、井出清市署長が富士宮信金吉原支店長で同協会会長の佐野公洋さんにタペストリーを手渡した。佐野会長は「タペストリーを活用し、業界が協力して被害の撲滅を図りたい」と話した。