あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 熱海市

土砂搬出や土のう作り実践 巨大地震想定し訓練 熱海署

 9月1日の「防災の日」を前に、熱海署は29日、土砂災害対策訓練を熱海市内の建設会社資材置き場で実施した。本年度総合防災訓練の一環。若手署員を中心に10人が参加し、土砂搬出と土のう設置の訓練に取り組んだ。

土砂災害対策訓練に取り組む署員=熱海市内
土砂災害対策訓練に取り組む署員=熱海市内

 巨大地震の影響で家屋が土砂崩れに巻き込まれ、安否不明者が出たとの想定で行った。署員らは山盛りの土砂に向かって列をつくると、スコップを手に土砂をかき出した。家屋への土砂流入を防ぐための土のうを手作りし、隙間なく積み上げる作業も実践した。同市伊豆山の大規模土石流で活動した同署の災害訓練指導員が手ほどきした。
 訓練を見守った石津谷良広副署長は「大規模災害の発生は多方面からの救助が滞り、現場の署員がまず人命救助を担うことになると想定される。日ごろから能力の向上に努めたい」と力を込めた。

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

熱海市の記事一覧

他の追っかけを読む