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茶況(3月28日)茶の萌芽調査 3日遅い生育 JA遠州夢咲管内

 JA遠州夢咲は28日、一番茶の時期を前に、萌芽(ほうが)調査を始めた。JA職員ら8人が管内8カ所の定点茶園で調査し、平均より3日ほど遅い生育と分かった。

芽を数えるJA遠州夢咲の職員ら=28日午前、菊川市富田
芽を数えるJA遠州夢咲の職員ら=28日午前、菊川市富田

 20センチ四方の枠を使い、枠内で芽を数えて萌芽率を調べた。初日の萌芽率は14・3%で前年の46・3%を下回った。3月上旬と下旬の冷え込みで生育が遅れているが、長期予報では高温が続くとされているため、平均並みの生育になる可能性があるという。同JA茶業振興センターの河原崎繁センター長補佐(47)は「急な寒さに備え、防霜ファンの稼働状況を確認してほしい」と呼びかけた。
 JA掛川市は25日に調査を始めていて、同日の萌芽率は4%だった。前年の24・4%を下回り、平均より4~5日程度遅い生育だという。両JAとも調査を続けるとしていて、結果を基に新茶取引日を決める。
 (掛川支局・山本萌絵佳)

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