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記者コラム「清流」 無意識の偏見

 「無くそう思い込み、守ろう個性 みんなでつくる、みんなの未来。」
 内閣府が募集した本年度の男女共同参画週間のキャッチフレーズで、菊川市の高校生戸塚俊作さんが考えた標語が最優秀作品に選ばれた。地域で活動したときに地区役員が男性ばかりだったことに疑問を感じたという。
 自身を振り返ると、取材先で「女性の記者さんが来るのは初めて。珍しい」と言われることがしばしばある。性別や年齢によるイメージは誰しも持っているかもしれないが、無意識の偏見は人々が挑戦したり、活躍したりする機会を奪いかねない。
 戸塚さんは表彰式のスピーチで性別にとらわれず、長所や個性、その人にしかない魅力を最大限に生かし、認め合う大切さを強調していた。
(掛川支局・伊藤さくら)

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