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前回同様4氏で激戦に/磐田市 自現2氏に新人が挑戦/掛川市 3氏が混戦/袋井市・森町 無投票の公算/御前崎市 12年ぶり選挙戦へ/菊川市【県議選の構図 統一地方戦2023しずおか③】

磐田市 前回同様、4氏で激戦に 定数3
 前回と同じ顔触れの現職、新人計4人が3議席を争う選挙戦になる見通し。当落が99票差だった前回同様に激戦が予想される。
 自民現職の野崎正蔵氏は、地元の豊田地区の保守層を固め、市全域の企業・団体にも支持を広げる。自民現職の江間治人氏は、地盤の旧磐田市地区や自身の会社を置く福田地区の支持固めを進める。
 元教員で無所属現職の沢田智文氏は、支援母体の教職員組合をはじめ、連合傘下の労組票をまとめる。元市議の無所属新人川崎和子氏は、ミニ集会や街頭演説など草の根の活動で、市全域への浸透を図っている。

自現2氏に新人が挑戦 掛川市 定数2
 4選を目指す増田享大氏と21年補選で初当選した小沼秀朗氏の自民現職2人に、無所属新人杉村義夫氏が挑む。三つどもえの構図は4回連続になった。
 増田氏は実績をアピールし、戦略的に市全域を回る。教育支援など人に着眼した政策を訴え、女性や若者の支持拡大にも力を注ぐ。
 小沼氏は補選が無投票だったため、今回が県議選で初の選挙戦。小まめに区長会を回るほか、後援会の人脈を生かして浸透を図る。
 杉村氏は立民の公認を得たが、原子力政策などで主張の相違が生じて離党した。無所属に切り替え、先行する2人を追う。

袋井市・森町 浮動票多く3氏混戦 定数2
 自民の渡瀬典幸氏と無所属の伊藤和子氏の現職2人、新人の伊藤謙一氏が2議席を争う三つどもえの構図となる見通し。浮動票も多く混戦が予想される。
 4選を目指す渡瀬氏は各種団体の推薦を受け、組織戦を展開。3期12年の実績をアピールし、無党派層の掘り起こしも進める。森町が地盤の伊藤和氏は地元票と連合票を固め、袋井市の中部、南部地域にも進出する。女性を中心に幅広い世代に支持を訴える。
 元市議会副議長の伊藤謙氏は知名度がある地元の同市北部を中心にさらに浸透を図り、政治への関心が薄い若者世代の票獲得も目指す。

御前崎市 無投票の公算 定数1
 自民推薦の新人河原崎全氏以外に立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。前市教育長を務めた実績などを生かし、教育環境の充実や安定した地域経済の実現を訴える。市内の保守層や農協、漁協など各種団体への支持浸透を図る。

菊川市 12年ぶり選挙戦へ 定数1
 定数1に対して新人2人が立候補を表明し、12年ぶりの選挙戦が確実になった。自民公認の赤堀慎吾氏と無所属の黒田茂氏が激しく争う。政治団体代表の男性も立候補を模索する動きがある。
 前菊川市副市長の赤堀氏は豊富な行政経験をアピールし、水害対策や市と県の連携を訴える。商工団体の応援を得て全市的な浸透を図り、引退する現職の票も掘り起こす。
 神社婚礼事業を営む黒田氏は民間の力や市民目線の政策を強調し、中高の連携教育の実現を掲げる。同級生が全面的に支援し、現役世代を中心に支持を広げる。

磐田市
 野崎正蔵 59 自現③   
 江間治人 62 自現②   
 沢田智文 53 無現①   
 川崎和子 63 無新

掛川市
 増田享大 55 自現③   
 小沼秀朗 50 自現①
 杉村義夫 63 無新

袋井市・森街
 渡瀬典幸 60 自現③  
 伊藤和子 65 無現①   
 伊藤謙一 36 無新

御前崎市 
 河原崎全 65 無新 
菊川市
 赤堀慎吾 64 自新    
 黒田茂 55 無新

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