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静岡県西部の首長に企業が事業提案 課題解決へ7社 菊川

 浜松市など県西部8市1町が地域課題の解決に向けて民間企業から事業提案を受ける「スタートアップ・パブリックピッチ2023in遠州」が4日、菊川市役所で行われ、書類審査を通過した全国7社が自社製品やサービスをPRした。各市町の首長らは個別面談を行い、導入や実証実験の可能性を探った。
 提案があったプロジェクトは、環境負荷低減や地域交通の最適化、官民連携の災害対応など。栗田工業(東京)は、使用済み紙おむつを洗浄・分解し、再利用が可能なプラスチックとパルプに分別処理するシステムを紹介した。
 同社の担当者は「住民と自治体、回収業者らが力を合わせないと成功しない」と強調した。資源化に向けた研究を進めている掛川市の久保田崇市長は、紙おむつに含まれる排せつ物の処理方法や導入実績、先進事例などについて質問した。
 パブリックピッチは前年に次いで2回目。9市町が提示した応募テーマに38社から申し込みがあった。

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