テーマ : 菊川市

地域に“慈善”広め40年 県明るい社会づくり推進協議会遠州地区連絡協 病院など車いす寄付し解散

 掛川や袋井など6市町で慈善活動に取り組む県明るい社会づくり推進協議会遠州地区連絡協議会が16日、解散した。各市町で活動を担う組織の整備が進んだため。同協議会は同日、残った活動資金を活用して中東遠総合医療センター(掛川市菖蒲ケ池)に車いす8台を寄付した。

連絡協議会の解散に伴い車いすを贈った式典=掛川市菖蒲ケ池の中東遠総合医療センター
連絡協議会の解散に伴い車いすを贈った式典=掛川市菖蒲ケ池の中東遠総合医療センター


 同協議会は約40年前に発足し、中東遠地域の全域で活動してきた。同協議会から派生する形で各地区に支部が設立され、それぞれが地元で清掃活動や福祉支援、交通安全啓発などを手がけるようになったことから、広域をカバーする役割を終えたと判断した。
 同センターで開かれた車いすの贈呈式で、同協議会の加藤一司理事長が「各地で独自の活動が行われるようになった」と解散の経緯を説明した。宮地正彦院長は「がん治療に力を入れていく。車いすのおかげで多くの患者が安心して診療を受け、安全に院内を移動できる」と感謝した。
 同協議会は菊川市立総合病院、公立森町病院、市立御前崎総合病院と3介護施設にも車いすを贈る。
 (掛川支局・高林和徳)

いい茶0

菊川市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞