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指名手配犯逮捕し殉職の中野警視を追悼 掛川、菊川署「強い精神で業務当たる」

 掛川、菊川両署は19日、重傷を負いながら容疑者を取り押さえて殉職した故中野倉治警視=当時(53)=の追悼式を菊川市中内田の慰霊碑前で開いた。鈴木康弘掛川署長、竹下貢菊川署長、若手署員ら約15人が碑に献花や黙とうをささげ、先輩警察官に敬意を示した。

献花や黙とうをささげた追悼式=菊川市中内田
献花や黙とうをささげた追悼式=菊川市中内田

 中野警視は1972年1月21日、殺人事件で指名手配中の容疑者を発見。隠し持っていたナイフで首を刺されながらも約100メートル追跡して、逮捕した。その後、搬送先の病院で亡くなった。
 鈴木署長は「刑事魂や職責の高さを感じる。将来の警察官に伝えていきたい」と話した。出席した若手の掛川署地域課、時森弐千翔巡査(23)は「犯人を追い詰める強い意志を感じた。中野警視のような強い精神をもって日々の業務に当たりたい」と力強く語った。

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