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若者の社会参画促進 菊川で協議会発足 高・大学生が意見交換

 菊川市で、若者の社会参画を推進する「市こども・わかもの参画協議会」が発足した。11月に市が出す「こども・わかもの参画宣言」の内容を検討する。市役所東館プラザきくるで初会合が開かれ、高校生や大学生6人が大人と肩を並べて意見交換した。

若者の社会参画について考えを述べる高校生=菊川市のプラザきくる
若者の社会参画について考えを述べる高校生=菊川市のプラザきくる

 協議会のメンバーは18人で、学生のほかに行政、学校、企業、NPO、子どもの居場所づくりに取り組む団体などの担当者ら。アドバイザーを務めるこども家庭庁こども家庭審議会委員の土肥潤也さん(28)もリモートで参加した。事務局の市民協働センターの鈴木貫司さん(31)は高校生が主体となる行事が多い菊川の現状を説明し、さらに市全体で若者参画を進める考えを共有した。
 高校生らは「受け身ではなく子どもが主体となるまちづくりをしたい」「こども家庭庁の情報をもっと簡潔にして地方に下ろしてほしい」などと意見を述べた。小笠高2年の平野丈さん(17)は「今は大人の意見が強いが、今後は身近な場所でも子どもの意見が尊重されるようになってほしい」と話した。
 (掛川支局・伊藤さくら)

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