テーマ : 菊川市

心を癒やす棚田 水たたえ七変化 松崎町/富士宮市/菊川市【TRY!ANGLE】

 傾斜地を利用して階段状に作られた水田「棚田」。地形に沿って幾重にも重なる棚田群が、中山間地域の多い日本の原風景として多くの人の心を癒やす。
 田に水が張られ、田植えが始まる5月は棚田の表情も豊かになる。水面に富士山が逆さに映る光景をはじめ、昼間は辺りが黄金色に包まれ、たそがれ時には赤色から青色の階調に染まる棚田の風景などが楽しめる。水田内に目をやるとオタマジャクシが無数に泳ぎ、カエルや虫の鳴き声がこだまし、生物の多様性を感じることもできる。
 静岡県内では1999年に富士宮市の柚野の棚田群や、菊川市の千框(せんがまち)の棚田、松崎町の石部の棚田などが県棚田等十選に選定されている。
  photo01 日没直後、幻想的な空色に染まる石部の棚田=5月16日、松崎町   photo01 田植えが始まった柚野の棚田。晴天時は富士山が水面に映る=5月上旬、富士宮市   photo01 黄金色に染まる棚田を散策する親子=5月上旬、菊川市の千框の棚田   photo01 水田内は生物の宝庫。田んぼの脇から観察すると、生体になりかけのカエル(右)やオタマジャクシが見られた=5月上旬、菊川市
 

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