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いろり魅力の空き家、宿泊施設に 菊川で3月1日オープン 移住定住促進へ

 菊川市の火剣山の麓に3月1日、空き家を活用した宿泊施設「緑庵(ろくあん)」=同市富田=がオープンする。農地や森に囲まれた落ち着いた雰囲気といろりが売り。プロデュースしたイツワ不動産(同市堀之内)の白畑達徳専務(47)は「宿泊をきっかけに菊川への移住定住促進につなげたい」と意気込む。

いろりの様子を確認する白畑専務=菊川市富田の緑庵
いろりの様子を確認する白畑専務=菊川市富田の緑庵

 施設は数寄屋風の平屋建てで築20年。和室、寝室、ダイニングキッチン、いろり付きの居間があり、風呂も利用できる。庭にはバーベキューができるガスグリルを置いた。
 建物はセカンドハウスとして建てられたが、所有者が亡くなったことを機に使われなくなっていた。同社は所有者の家族が「大切に使い続けてほしい」との思いで相談に来たことから、自社で買い取り、宿泊施設として活用することを決めた。白畑専務は「空き家がすべてこのように活用できるわけではないが、宿泊することで菊川の住み心地の良さを感じてほしい」と話す。
 1棟貸しで最大6人まで利用可能。民泊仲介大手エアビーアンドビーのサイトから予約を受け付ける。
 (掛川支局・山本萌絵佳)

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