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茶畑の中心で愛を叫ぶ(チャバチュー) 菊川で交流イベント

 菊川市は1日、交流イベント「茶畑の中心で愛を叫ぶ」を同市本所の菊川中央公園で開いた。19組63人が参加し、特設の台の上から家族への愛や古里への思いなど、普段言葉にできない思いを茶畑に向かって叫んだ。

茶畑に向かって思いを叫ぶ参加者=菊川市本所の菊川中央公園
茶畑に向かって思いを叫ぶ参加者=菊川市本所の菊川中央公園

 5~80歳の市民らが参加した。「堀之内小大好きだ。150周年おめでとう」「(妻へ)愛しているよ」など叫ぶ内容はさまざま。外国人住民が母国語を使ったり、手話で思いを示したりと多様な「叫び」を行った。菊川にちなみ「聞く側」としても約100人が参加し、叫びを受け止め、拍手で共感を伝えた。
 フィリピン人の母を持つ山縣みさきブエナさん(18)=小笠高3年=は「多文化共生に力を入れる菊川市が大好き」「国際フェスティバルの開催をお願いします」と叫んだ。山縣さんは「みんなしっかりと受け止めてくれた。(会場の)一体感を感じた」とすがすがしい表情を浮かべた。
 菊川チャバチューの通称で親しまれる同イベントは今年で2回目。茶畑の景観を生かして交流人口を増やす狙いがある。会場には常葉大菊川高美術・デザイン科の生徒らが新聞紙に色を塗って貼り合わせたちぎり絵が飾られた。(掛川支局・山本萌絵佳)

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