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菊川市 治水、防災強化が柱 28年度までに50億6400万円 

 菊川市は29日の市議会全員協議会で、市防災対策強靱化(きょうじんか)事業の基本計画案を示した。小笠地区の治水事業と市役所敷地の防災機能強化が柱。2028年度までに概算で総額50億6400万円を投じる。
 22年12月に策定した基本構想を踏まえて、事業規模や整備手法、工程などをまとめた。治水事業では、棚草川に接する農地に雨水の貯留施設を整備する。計画貯留量は、標準的な25メートルプール64杯分に相当する3万8200立方メートル。岳洋中の校庭を掘り込んで雨水をためる計画もある。
 市役所敷地の防災機能強化に向けては、市役所本庁舎から独立した災害対策本部棟の建設と堀之内体育館の建て替えを進める。災害対策本部棟と体育館は併設で、トイレやエレベーターなど一部設備を共有する。本庁舎は老朽化で外壁のはがれが目立つことから、タイルと下地を除去した上で金属製パネルを取り付ける対策を講じる。

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