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バイオ炭使用茶園 一番茶の生育調査 中部電力など

 中部電力とJA遠州夢咲、農業・食品産業技術総合研究機構は24日、バイオ炭を土に混ぜた菊川市西方の茶園で一番茶の生育調査を実施した。2022年7月から始めた実証試験の一環。土壌環境や茶樹の生育に大きな影響はなかった。

土にバイオ炭を混ぜた茶園で一番茶の生育を調査するJA職員ら=24日午後、菊川市西方
土にバイオ炭を混ぜた茶園で一番茶の生育を調査するJA職員ら=24日午後、菊川市西方

 バイオ炭は生物資源を材料とした炭化物。炭化させてから土に混ぜることで微生物に分解されにくくなり、二酸化炭素(CO2)排出量の削減が期待できる。同社電力技術研究所バイオグループの社員やJA職員は、バイオ炭の量によって分けられた四つの試験区それぞれから葉を摘み取り、葉の数や長さ、成分を分析した。
 今後は複数年にわたってバイオ炭を混ぜた場合の土壌環境や茶の品質を調べ、実用化の可能性を探る。温暖化に配慮して栽培した作物の付加価値を高めるPRも実施する予定。

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