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下水汚泥で発電事業 鈴与商事、菊川市と試験

 鈴与商事(静岡市清水区)は8日、菊川市で下水汚泥を原料としたバイオガス発電の事業化を目指すと明らかにした。同市から汚泥サンプルの提供を受けて成分分析や試験を行う。事業性を検証した上で2024年度の事業用地確保を検討する。28年度の新プラント着工を想定している。
 同社は16年から、同市内で給食センターや市立病院などから食品廃棄物を受け入れるバイオガスプラントを操業している。同社によると、下水汚泥を原料に使うには新たなプラントが必要。汚泥の処理コストが負担になっている市の課題を踏まえて、官民連携で実証試験に取り組む。
 将来的には他自治体への転用も視野に入れる。同日、菊川市役所で行われた同社と市のゼロカーボンシティ実現に向けた包括連携協定の締結式で、伊藤正彦社長は「連携して地域の循環型バイオガス事業の具体的なモデルを構築し、全国に発信したい」と述べた。

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