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高校生がまちづくりプレゼン 誰もが住みやすい菊川に 福祉など 課題探り解決策 

 菊川市は31日、高校生まちづくりプレゼンテーション大会を市役所東館プラザきくるで開いた。小笠高と常葉大菊川高の生徒23人が7班に分かれ、多文化共生、福祉、医療などをテーマに地域課題の解決策を市幹部に提案した。

視覚障害者の支援についての提案をする生徒=菊川市役所東館プラザきくる
視覚障害者の支援についての提案をする生徒=菊川市役所東館プラザきくる

 小笠高の4人は視覚障害者の支援について取り上げた。南北自由通路整備のための工事が始まったJR菊川駅について、現在の駅の案内板や時計の見づらさ、階段の滑りやすさなどを問題点に挙げ、弱視の利用者も見やすい黄色の滑り止めの設置などを提案した。3年の岡村帆乃さん(18)は「今、不自由を感じていない人も加齢で視力が低下することは避けられない。多くの人が情報を入手しやすい環境づくりが大切」と話した。
 プレゼン大会は郷土愛の醸成を目的に、市と両校が実施する高校生ふるさとセミナーの一環で8回目。生徒は年間を通じてテーマに沿った地域の現状や課題を、市や地域住民に聞き取りをするなどして調べてきた。
 (掛川支局・山本萌絵佳)

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