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「下田ジェラート」好評 通年営業に 国史跡「了仙寺」に店舗

 下田市の国指定史跡・了仙寺に今春オープンしたジェラート店が、休みなしの通年営業となった。当初は期間限定の営業だったが、地元食材などを使ったジェラートが観光客や地元住民に好評で、出店した板橋隼平さん(29)は「『下田ジェラート』として地域の名物にしていきたい」と意気込む。

ジェラートを提供する板橋さん=下田市の了仙寺
ジェラートを提供する板橋さん=下田市の了仙寺

 ジェラートは4種類で、オーツミルクと下田の塩で仕上げた「塩バニラ」が一押し。現在は紅ほっぺやマンゴー、キウイのジェラートを提供していて、季節に応じて多様な種類を準備するという。これまでには、アメリカジャスミンの名所の同寺にちなみ、ジャスミン風味も販売した。
 コーヒーや抹茶ドリンクも用意。夏に合わせた梅ジュースも人気を集めている。板橋さんは市内でコーヒーや自然食品の販売を手がける「ニード・ユー」の社長で、これまでに伊豆急行蓮台寺駅(同市)の空きスペースにもコーヒースタンドを出店した。了仙寺でも他店舗と同様、今後季節に応じてメニューを拡充したい考え。午前10時から午後4時までの営業。開店以来、地元住民のテイクアウトが増えているといい、板橋さんは「観光客や地域の憩いの場になっている。通年営業で一層足を運んでもらいたい」と意気込む。
 (下田支局・伊藤龍太)

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