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記者コラム「清流」 現実とイメージ

 一度定着したイメージを払拭するのは難しい―と考えさせられた。「下田ってまだ市役所の移転でもめてるの?」。なぜか9月になって立て続けに同業の知人から言われてしまった。ああ、まだ下田市政のイメージは庁舎移転のゴタゴタなのね…。
 だが問題は事実上解決済み。移転場所が決まり、概要も示されている。工事にも着手した。それでもこういった印象を持たれるのなら、過去の市長選でも争点の一つとなり、候補地が二転三転した経緯が市外に強烈な印象をいまだに与えているからなのだろう。
 新庁舎は廃校になった中学校を活用するなど、少子化や過疎化を念頭に置いている。これからの時代のモデルケースになり得るだろう。市内外にアピールすることで、負のイメージを吹き飛ばしたいところだ。
(下田支局・伊藤龍太)

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