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記者コラム「清流」 市民の“代表”

 次から次へと質問のために挙手する議員たち。アレッ、ここ議場だっけ? 下田市で県が開いた伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限延長の説明会で繰り広げられた光景には、首をかしげざるを得なかった。
 議員対象の説明会は既に終わっていて、今回は市民向け。先の説明会に続き、長い時間をかけて県の姿勢を問う議員の姿もあった。市町議員の参加を否定するつもりは毛頭ない。しかしいくら議員だからといっても、市民の貴重な質問機会をないがしろにしているかのような姿に見えた。
 県に疑問があれば、改めて説明会の開催を要望したり議員活動の一環として問い合わせたりすることもできるだろう。市民が直接行政と対話できる機会は多くない。市民の“代表”がその機会を奪っているならば本末転倒と言うほかない。
 (下田支局・伊藤龍太)

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