テーマ : 下田市

災害時の遺体収容 流れ確認 河津町、県警、下田署など

 静岡県と河津町、県警、下田署は25日、大規模災害の発生を想定した遺体収容所の運営訓練を同町B&G海洋センターで開いた。関係機関の連携と有事の対応力強化が狙い。

遺体収容の流れを確認した訓練=河津町B&G海洋センター
遺体収容の流れを確認した訓練=河津町B&G海洋センター

 主催団体の職員や医師、葬祭業者の社員とともに、周辺自治体の担当者など見学者も含めて約100人が参加した。参加者は人形を用いて身元不明遺体の搬入を実践。収容された遺体について発見者から当時の状況を聞き取り、洗浄のための脱衣や医師を交えた死因究明の流れを確認した。家族を探しに来た遺族への対応にも取り組んだ。
 県によると、正式な収容所として町は別施設を指定しているが、小規模施設のため同センターで実施したという。
 県第4次地震被害想定では賀茂地域の1市5町で最大約1万7千人の犠牲が発生するとされ、同町では津波により最大で約900人の被害が生じると想定されている。同様の訓練は下田市でも11月に実施する。

いい茶0

下田市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞