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小中学校のいじめ 「重大事態」はなし 下田いじめ対策連絡協

 2023年度の下田市いじめ問題対策連絡協議会・専門委員会合同会議がこのほど、同市の道の駅開国下田みなとで開かれた。小中学校ともに11月27日現在でいじめの「重大事態」は発生していないとした。

いじめの発生状況を確認する出席者=下田市の道の駅開国下田みなと
いじめの発生状況を確認する出席者=下田市の道の駅開国下田みなと

 事務局の市教委によると、23年度は10月の報告分までで小学校は89件(前年度同期比7件増)、中学校は33件(同16件増)のいじめを認知している。このうち解消件数は小学校が44件、中学校は0件。市教委は「安易にいじめの解消とはせず、見守りを続けている」と背景を説明した。件数の増加は積極的に認知している結果との考えを示した。
 SNSに関するトラブルが年々増加していて、学年が進むにつれ発見が難しくなっているという。出席者は重大事態が発生した際の対応なども確認した。
 山田貞己教育長は「早期の対応が何より肝心だ。軽微な問題からつぶさに対応していく」と強調した。

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