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賀茂広域ごみ処理施設の建設計画 住民投票条例案を否決 下田市議会常任委

 下田市議会臨時会は31日、常任委の委員会審査を開き、賀茂4市町による広域ごみ処理事業の焼却施設の建設可否を問う住民投票条例制定案について審議した。常任委の産業厚生委は制定案を否決した。2月1日の臨時会最終日に市議会として最終的に議決する。
 計画では下田市清掃センター敷地内の焼却施設を建て替え、新焼却施設の稼働を目指している。松木正一郎市長は「いま既に稼働し安全が示されている施設が、高精度の新たな施設になるというものだ」と訴えた。
 条例制定へ署名を集めた事業反対派の市民グループも意見陳述した。「住民への説明が尽くされていない。合意形成もない」などと主張した。
 委員会審査で市は住民投票を実施した場合の費用について、概算で1700万円程度になるとの見方を示した。市議会は2022年の12月定例会で広域事業の組合設置案を可決している。

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