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海水浴場条例改正に意欲 下田市長「何らかの形に」

 下田市の松木正一郎市長は13日、「市海水浴場に関する条例」の改正を巡り「何らかの(形になるよう)チャレンジをしたい」と意欲を見せ、めどとする時期として来夏を挙げた。同条例は罰則適用が困難で強制力が弱いとの声がある。同日開会の市議会9月定例会で、岡崎大五氏(市政会)の一般質問に答えた。
 市内の白浜大浜海水浴場では、市の許可を得ずに営業する違法業者が長年の課題となっている。パラソルの無許可レンタルや飲食物の宅配サービスが横行し、風紀の乱れが指摘されている。松木市長は8月の定例会見でも「改正も視野に入れて見直しの検討を始める」との考えを強調していた。
 佐々木豊仁観光交流課長も下田署と具体的な議論に取りかかっていると答弁。条例違反の対応にとどまらず、環境美化や水難事故防止対策、砂浜の管理運営体制を同署などと幅広く議論しているという。松木市長は「(対策へ)重要なのは単なる罰則に限らず、実効性を持たせることだ。警察も前向きで、ある程度具体的な話になっている」とした。
 一般質問には他2氏も登壇した。14日は4氏が教育振興などについて当局の姿勢をただす。

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