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河津下田道路の環境報告書を公表 静岡県、意見受け付け

 静岡県は1日、国土交通省中部地方整備局が提出した伊豆縦貫自動車道の河津下田道路2期区間(河津町梨本―下田市箕作)の環境影響評価事後調査報告書をホームページで公表した。
 同区間は、河津七滝―下田北インターチェンジ(IC)までの6・8キロ。報告書は、着工前の2012年度から河津七滝―河津逆川IC間開通後の23年10月までに実施した地下水や希少動植物などの調査結果をまとめている。このうち地下水に関しては、20年10月上旬に2カ所の観測井戸で水位低下が確認されたとし、トンネル周辺の地下水がトンネル内に湧出したとの考察を示した。現在は低下した水位で安定していて、「地下水への影響は収束傾向にある」としている。
 国交省は、同区間内で今後予定されている2カ所のトンネル工事完了後と、全線供用開始時、供用開始3年後にも事後調査報告書を県に提出する。
 今回の報告書は、県庁や国交省沼津河川国道事務所、下田市役所、河津町役場などで3月1日まで縦覧を実施する。県生活環境課は同日まで報告書に対する意見書を郵送、持参、ファクス、メールで受け付ける。

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