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下田市・賀茂郡(定数1-2)立候補者の決意 静岡県議選

 静岡県議選は9日の投開票に向け、無投票を除く19選挙区の43議席を巡って67人が激しい選挙戦を繰り広げている。人口減少や新型コロナウイルス禍で落ち込む地域経済の活性化、防災対策など課題が山積する中、候補者は何を強調して支持を呼びかけているのか。人物像と合わせて紹介する。(届け出順。名前の右のかっこ内は党派、現元新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順)

自治体連携で産品発信 photo03 橋本智洋氏
 橋本智洋(はしもと ともひろ)氏 (無新、56歳)
 2015年から務めた下田市議を辞して立候補した。選挙区の6市町単位で解決できない問題を在職中に痛感したと強調。希望する自民党の公認が得られなかったが「公認の有無にかかわらず、広域連携のために政治生命をかける」と意気込む。
 少子高齢化が顕著な地域において、交流人口の拡大が急務と訴える。移住促進や産業振興をはじめ「あらゆる事象と結び付く」と主張する。新型コロナウイルス禍以後も見据え、自治体の枠組みを越えて観光資源をPRする必要性も説き「内外に発信できる余地を残す産品はまだまだある。連携して発信することが肝心だ」と言葉に力を込める。
 飲食店巡りが趣味。自身も家族に手料理を振る舞う。
 
伊豆縦貫道 整備に重点 photo03 加畑毅氏
 加畑毅(かばたたけし)氏 (自新、51歳)
 地域を次世代につなぐために県とのパイプ役を務める決意をした。「賀茂地区が一体となることで大きな力を生み出し、各市町の共通課題を解決したい」と人口減少などの解消を目指す。
 10期務めた森竹治郎氏と同様に、伊豆縦貫自動車道や港湾の整備推進を重点施策に掲げる。自治体間にまたがる山林の整備を連携して進めることで環境保全や防災対策にもつなげると主張する。
 大学卒業後、故郷の南伊豆町に戻り、地元への愛着を再認識した。下田青年会議所や町議の経験を踏まえ、「地域の力を結集すればできることは多い」と見据える。
 学生時代は野球部で投手としてプレー。座右の銘は「勇往邁進(まいしん)」と「雨垂れ石をうがつ」。

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