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日本とトルコ 食文化と観光の関係は? 南伊豆町、静岡文化芸術大がシンポ

 南伊豆町と静岡文化芸術大は30日夜、日本とトルコの食文化や観光について考えるシンポジウムを下田市の県下田総合庁舎で開いた。地産食材や食文化を観光につなげる「ガストロノミーツーリズム」について理解を深める狙い。約100人がパネル討論を聴講した。

ガストロノミーツーリズムなどを考えたパネル討論=下田市の県下田総合庁舎
ガストロノミーツーリズムなどを考えたパネル討論=下田市の県下田総合庁舎

 パネル討論には同町や同大協定校のイズミル経済大の関係者が登壇した。イズミルはトルコ第3の貿易都市。欧州からの観光客が多く、ガストロノミーツーリズムを推進しているという。リモート参加した同大のジャン・オズジャン准教授は、地元住民の生活文化を考慮した上で推進の体制を構築する必要性を説いた。ガストロノミーツーリズムと地域文化は密接につながっているとし、観光客に地域資源を知ってもらう重要性を強調した。
 岡部克仁町長は同町の課題として、若者の流出に伴う観光業の後継者不足を挙げた。木下直美町観光協会長も、祭りの担い手不足が表面化していると訴えた。
 同町によると、岡部町長の親族にトルコ出身者がいて、情報を得た文芸大側からシンポ開催の打診があったという。

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