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夏の衛生管理学ぶ 賀茂の給食担当者ら

 静岡県賀茂保健所(下田市)は23日、管内6市町の給食施設の担当者を対象に衛生講習会を同市の県下田総合庁舎で開いた。学校や保育所、病院などの栄養士や調理師ら約40人(オンライン含む)が受講し、食中毒発生の可能性が高まる盛夏を控え、適切な衛生管理を学んだ=写真=。

参加者が衛生管理を学んだ講習会=下田市の県下田総合庁舎
参加者が衛生管理を学んだ講習会=下田市の県下田総合庁舎

 講師の同保健所衛生薬務課の鳥沢映里佳専門主査は、2022年の本県の食中毒発生状況を紹介。カンピロバクターが4件と最多で、感染時に発熱や下痢に加え手足のまひも引き起こす可能性があるとして鶏肉の十分な加熱の必要性を強調。手洗い励行や消毒と殺菌の徹底も求めた。
 煮込み料理で増殖しやすいというウエルシュ菌に起因する食中毒発生にも警戒を呼びかけた。一度に大量に調理する給食で発生しやすいとし、食中毒防止策として加熱時に十分混ぜ、調理後早急に盛りつけることなどを挙げた。
 同保健所健康増進課は賀茂地域に高血圧の県民が多いと紹介し、干物をはじめとした塩味の強い食品を好む傾向があると指摘。減塩の啓発活動を展開していると報告した。

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