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過疎地の教育振興状況を説明 移動知事室で下田の中学生

 下田中(下田市)の生徒と川勝平太知事の意見交換が14日、同校で行われた。同日に同市と南伊豆町で始まった移動知事室(15日まで)の一環。過疎地の教育振興の状況について中学生が知事に説明した。

中学生が参加した意見交換=下田中
中学生が参加した意見交換=下田中

 同校は2022年に4校が統合して発足した市内唯一の中学校。「学校統合による教育の充実」を主題に、生徒側は2、3年生8人が参加した。生徒たちは生徒規模が400人超に拡大し、部活動の選択肢が増えて参加意欲が高揚したと紹介した。行事の規模も広がり活気が生まれたと明かし、「さまざまな人の意見を取り入れるようになった」とも報告した。
 川勝知事は「賀茂地域は交通が不便で人口減も進み、学校統合の必要も出ている。(下田中の動向が)大変気になっていた」と耳を傾けた。
 意見交換に参加した3年の津田萌々香さんは「自然豊かな環境は残ってほしいけれど、もっとにぎやかなまちにしてほしい」と望んだ。
 このほか、川勝知事はサテライトオフィスやゲストハウスなどを視察した。15日は南伊豆町で知事広聴を開催する。

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