テーマ : 下田市

新庁舎 高校生が活用策 下田 「若者発表スペースを」

 下田市はこのほど、市役所新庁舎の活用策を高校生から募るワークショップを整備予定地の旧稲生沢中(同市)で開いた。活動の発表スペースを要望するなど、若者ならではの意見が上がった。

アイデアを披露する高校生=下田市の旧稲生沢中
アイデアを披露する高校生=下田市の旧稲生沢中

 同校近くの下田高の2、3年生約20人が参加した。生徒たちは市庁舎として再活用される中学校跡を視察した上で、グループごとに市職員や設計事務所社員にアイデアを発表した。
 生徒は下校時の電車の待ち時間に利用する勉強スペースや、成果披露の場が少ないとして文化部の発表スペースの設置を要望した。子育て環境整備へ旧グラウンドへの子ども向け遊具の確保や、若者向けにカフェやダンス教室、サウナの誘致を求める声も上がった。空きスペースを宿泊施設として活用すべきとの意見も披露した。
 2年の山城憲清さんは「駅で電車を1時間待つこともある。待ち時間に利用できるスペースが生まれれば、さまざまな立場の人同士が交流する場にもなる」と訴えた。
 新庁舎には校舎と体育館を活用する方針。2023年度夏から改修を始め、24年度春から一部部署の移転を開始。旧校舎近くに1棟を新築し、こちらは26年度春の供用を目指す。今夏には市民向けにも同様のワークショップを開く予定。

いい茶0

下田市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞