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海水浴場の迷惑行為規制を 下田市議会、静岡県条例改正求める

 下田市議会9月定例会は4日、知事と静岡県公安委員会委員長、県警本部長に対して「安全・安心な海水浴場の管理運営を求める」議員発議の意見書案を全会一致で可決した。市内の白浜大浜海水浴場では市の許可を得ずに営業する違法業者が長年の課題となっていて、客引きなど迷惑行為の規制へ県迷惑防止条例の改正を求める内容。
 意見書では、同海水浴場で30年以上にわたり条例違反の営業や周辺での客引きが横行していると主張。県条例が「公衆に著しく迷惑をかける行為等を防止し、県民の平穏を保持することを目的にしている」として、治安維持の推進へ県と県警の「全面的な関与が必要」と訴えた。
 水難事故防止や公衆衛生の確保を念頭に、県からの財政支援も求めている。
 市によると、市内10カ所の海水浴場は白浜大浜を含む一部が県管理。市が周辺を県から借り受け、地元の「夏期海岸対策協議会」へ運営を委託している格好。白浜大浜では昨夏、正規の許可を得てパラソルを貸し出していた同協議会原田支部の市民を脅したとして、暴力団総長らが威力業務妨害の疑いで逮捕される事件が起きた。

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