テーマ : 下田市

宿泊業再生へ ファンド設立 三島信金など参画

 コンサルティング業のリアルクオリティ(RQ、東京)と中小企業基盤整備機構、三島信用金庫などはこのほど、宿泊業に特化した再生ファンドを設立した。新型コロナウイルスの影響を受けた旅館やホテルの再生を総合的に支援する。
 投資先の経営に深く関与するハンズオンでマーケティング支援や財務改善、DX化などを進め、必要に応じて後継者育成や事業承継を後押しする。RQがファンド運営と再生事業を主体的に担う無限責任組合員となり、三島信金は出資者の有限責任組合員として参画。三島信金の営業エリアである伊豆地域などで宿泊業の再生に取り組む。
 設立時の出資総額は20億円。このうち、7割に当たる14億円を中小機構が出資した。RQの担当者は「引き続き、地域の金融機関などから出資者を募り、2024年には50億円規模にしたい。静岡県内の金融機関にも参加を呼びかけていく」と話している。
 RQは2006年の設立。累計のコンサル実績は千件を超え、これまでに下田市のホテルなどで経営を再建した。

いい茶0

下田市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞