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白井さん(下田)ボディービル日本一 手作り練習環境 独学で鍛錬

 下田市の消防士白井寛人さん(30)が、ボディービルの全国大会で日本一に輝いた。仕事の傍ら、手作りの練習環境で競技に打ち込む。昨秋には世界大会で苦汁をなめていて、「今度こそ世界一を」と気持ちを新たにしている。

白井さん(右)の筋肉に驚く松木下田市長=市役所
白井さん(右)の筋肉に驚く松木下田市長=市役所
メダルを披露する白井さん=下田市役所
メダルを披露する白井さん=下田市役所
白井さん(右)の筋肉に驚く松木下田市長=市役所
メダルを披露する白井さん=下田市役所

 優勝したのは6日に大分県で開かれた第15回日本クラシックボディビル選手権大会(日本ボディビル・フィットネス連盟主催)。身長別7クラスのうち、183センチの白井さんは最も大きい180センチ超級に挑んだ。クラシックボディビルはボディービル種目の中でも、筋肉量に偏重することなく、均整の取れた肉体美を競うという。他7選手と争い、バランスとともに筋肉の大きさが特に評価を得た。
 白井さんは下田消防署の所属。大学在学中から独学で競技に取り組み、下田の自宅の小屋を改装したりトレーニングジムを手作りしたりして鍛錬に励んでいる。「自分にしかできないことをゼロからやりたい」と意図を明かす。
 一方、2022年11月に出場したスペインでの別種目の世界選手権では上位進出を逃した。今大会の優勝で今秋にも開かれる世界大会への出場が濃厚となり、「日本大会は優勝したが『まだできる』という思いが強かった。世界一が見えてきている」と言葉に力を込めた。
 18日には市役所に松木正一郎市長を訪ね、成果を報告した。松木市長は「市民の安全を守る傍らで結果を残すのは、本当に大変なことだ」と称賛した。
 (下田支局・伊藤龍太)

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