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伊豆周遊、景色楽しむ エロイカジャパン、国内外から自転車愛好家

 サイクリングイベント「エロイカジャパン2023」(エロイカジャパンイン伊豆半島実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が13日、伊豆市などで始まった。国内外から訪れた自転車愛好家が風光明媚(めいび)で起伏のある伊豆半島の周遊に繰り出した。

自転車での伊豆半島周遊に繰り出した参加者=伊豆箱根鉄道修善寺駅
自転車での伊豆半島周遊に繰り出した参加者=伊豆箱根鉄道修善寺駅

 国内からの参加者のほか、イタリアや米国などから来日した約40人が合図とともに伊豆箱根鉄道修善寺駅をスタート。この日の参加者は、「長嶋茂雄ロード」や伊豆長岡温泉などの主に伊豆の国市内を走る33キロのコースと、それらに加え天城湯ケ島温泉郷、筏場のわさび沢などの伊豆市内も巡る65・4キロのコースに分かれ、行程を楽しんだ。
 イベントの発祥は1997年のイタリア。過疎化が進んだ村で、田園風景が近代化の波にのまれる前に自転車愛好家らがその風景の中を走ろうと集まったのが始まりだ。「自分の面倒を自分で見る」をコンセプトに、コースの最中で食事を取ったり観光をしたりしながらゴールを目指す。
 大阪府から訪れた男性は「自転車は自分を追い込めるのが楽しい。青春時代を思い出す」とイベントを満喫。木村政彦実行委員長は「今後5年間伊豆を舞台にして行うので、自転車文化が根付いて地域の活性化につながってほしい」と話した。
 イベントは14日も行う。発着地点の同駅西口広場ではフリーマーケットなどの各種催しを開いている。同日は200人以上の自転車愛好家が参加予定で、下田市や賀茂郡を走る120・5キロのコースも加わる。

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