スイーツ♡の記事一覧
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こいのぼりケーキ こどもの日に合わせ販売 オークラアクト浜松
オークラアクトシティホテル浜松(浜松市中央区)は5月1~6日、こどもの日(同5日)に合わせて、「こいのぼりケーキ」を予約限定で販売する。 クリームとイチゴを巻いたロールケーキの周囲に、カットしたイチゴをうろこに見立てて飾った。 長さ約17センチ。税込み3500円。受け取り5日前までに予約が必要。予約は予約センター<電053(458)1233>へ。
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スイーツの花〝満開〟 有名シェフ監修、バラ表現 はままつフラワーパークのレストラン「花の散歩道」
はままつフラワーパークのレストラン「花の散歩道」では、有名シェフが監修した花博限定スイーツ「エンジェルローズ~天使のバラ」を販売している。バラを表現した華やかなデザートで、10年ぶりの“花の祭典”の盛り上げに一役買っている。 満開の花びらのような見た目で、パイにスポンジケーキやブルーベリー、バナナなどを敷き詰め、その上にソフトクリームやイチゴを飾ってキイチゴのソースを添えた。浜松産の紅ほっぺや園内で採れた蜂蜜など、地元食材をふんだんに使用。誰もが食べやすいように優しい味付けに仕上げた。 監修はホテル「ザ浜名湖」で総料理長や総支配人などを歴任した長門慶次さん(70)
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掛川で抹茶スイーツコンテスト 最優秀に夏目さん(大渕小6)の「和!ガトーショコラ」 地元菓子店が商品化
掛川市は16日、市内の小中学生を対象に募集した「かけがわ抹茶スイーツコンテスト」の最終審査を市役所で行い、大渕小6年の夏目咲陽さん(12)が考案した「和!ガトーショコラ」を最優秀賞に選んだ。コンテストに協力した地元菓子店のたこ満が5月中に商品化し、市内店舗で販売する。 前年に続いて2度目の開催。前回は入賞できなかったという夏目さんは、抹茶と地元産の干し芋をふんだんに使ったスイーツで再挑戦し、頂点に立った。「洋菓子の定番に和の食材を合わせた。干し芋の食感を強調できるよう工夫した」と述べ、受賞を喜んだ。 コンテストでは16組23人が計18点のレシピを提出し、書類審査を通過した5点を審査員6人
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函南ならではの名産品へ 「あみにょん焼き」箱物土産発売 20日から
函南町の観光協会や商工会でつくる町農泊推進協議会(西村悟代表)はこのほど、同町の道の駅伊豆ゲートウェイ函南で人気の焼き菓子「あみにょん焼き」の箱物土産を開発した。同町を象徴する名産品を目指し、道の駅など町内の観光施設で20日から販売する。 2022年12月発売のあみにょん焼きは、町特産の丹那牛乳のバター製造過程で廃棄される「バターミルク」を生地に使用し、かんなみ仏の里美術館に所蔵される阿弥陀(あみだ)如来坐像をモチーフにした菓子。土日祝日に人間の煩悩にかけた一日108個限定という販売戦略が奏功し、23年は約1万2千個を販売する人気商品となった。 ミルク感たっぷりのプレーン味と、香ばしさが
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清水中生考案 特産「緑米」の大福 町内和菓子店が試作、商品化へ
清水町の清水中3年生が考案した町の特産品緑米の大福「ゆうスイーツ」の試食会が12日、同校で開かれた。生徒らは同町の和菓子店「和菓子のまめすけ」が試作した大福を味わい、地元の新たな売りになればと願った。 生徒は昨秋、地域活性化などを目指して町職員に新たな取り組みとして「ゆうスイーツ」を提言。「まめすけ」が趣旨に賛同し、試作品を手がけた。 約210人の生徒らが口にし、細川漣さん(15)は「皮が厚めで、あんこの甘さは控えめ。甘いのが苦手な人でも食べられる」とほおばった。レシピを考案した渡部結衣さん(15)は緑米のしょっぱい風味を特徴に挙げ、「自分で作った試作品に比べて、生地の粗さがなく、すご
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「ラッパのパフェ」いかが♪ オークラアクト浜松のカフェ 楽器博物館とコラボ
オークラアクトシティホテル浜松(浜松市中央区)は5月7日まで、市楽器博物館とコラボレーションした特製パフェ「響き渡るラッパのパフェ」をカフェで提供している。ラッパを模したグラスを使い、見た目で楽しめるスイーツに仕立てた。 同博物館とのコラボは初めて。同日まで開いている企画展「響き渡る 日本にやってきたラッパ展」に合わせた。 パフェは、ラッパが幕末期の黒船来航と軍楽隊によって金管楽器として日本に伝わったとされる歴史をヒントに制作した。同時期に長崎に伝来したカステラを使い、音符をかたどったラズベリーのマカロンをトッピングした。 税込み1200円。ホテル2階の「ザ・シーズンカフェ」で、ラッパ
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大中寺芋ジェラートいかが 農林環境専門職大生考案 優しい味、在来作物に新たな光
静岡県立農林環境専門職大(磐田市)4年の白石菜未さん(22)が卒業研究として、沼津市の愛鷹山麓で栽培されている在来のサトイモ「大中寺芋(だいちゅうじいも)」を活用したスイーツ作りに取り組んでいる。県内各地で古くから栽培される在来作物の新たな活用法を模索してきた白石さん。研究の集大成として、氷菓のジェラートを考案し、プロの料理人に依頼した試作品がこのほど出来上がった。 白石さんはこれまで在来種のサトイモを使ったチーズケーキを自ら試作してきたが、今回は飲食コンサルティングなども手がける西谷文紀さん(51)、英里さん(47)夫妻=藤枝市=に試作してもらった。 西谷さん夫妻が経営する同市のジェラ
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プリン愛あふれ 熱気 富士宮で初まつり 食べ比べ堪能
富士宮市内の20店自慢のプリンが一堂に会する初企画「ふじのみやプリンまつり」が25日、同市の富士山本宮浅間大社境内の神田川ふれあい広場で開かれた。プリンを一つでも多く手に入れようと静岡県内外から多くの来場者が詰めかけ、長蛇の列を作った。雨の中、会場はプリンを愛する人の熱気に包まれた。 市内産の卵か牛乳を使うことを条件に、むかしながらの焼きプリンから、牛乳のうまみを強調したなめらかな一品やチョコレート味など、各店の特徴が現れたプリンが集まった。 当初用意した約5千個は1時間程度で完売。実店舗から商品を補充しても瞬く間に売り切れる盛況ぶりだった。沼津市の会社員渡辺大介さん(45)は仕事仲間と
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抹茶ラテいかが 静岡県立大と佐々木製茶(掛川)共同開発 カフェ3周年、三ケ日みかん使用
静岡県立大食品栄養科学部(静岡市駿河区)のサークル「フードラボ」と佐々木製茶(掛川市上内田)は、同社と掛川中央茶業の運営する「茶の庭」の3周年を記念して期間限定ドリンク「三ケ日みかんクリームの抹茶あずきラテ」を共同開発した。3月14日まで同カフェで楽しめる。 ラテはカフェで人気の掛川産抹茶を使ったラテに、三ケ日みかんのソースとピール(皮)、マスカルポーネチーズのクリームを乗せ、粒あんも入れた。飲み応えがあり、かんきつの爽やかさを感じる味わいに仕上げた。開店3周年にちなみ数字の「3」が入り、抹茶との相性に意外性がある三ケ日みかんを素材に選んだ。 食の魅力発信に取り組む同サークルは県内の茶
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JR掛川駅に緑茶カフェ 3月15日オープン 「きみくら」が出店
掛川市は9日、JR掛川駅北口に誘致した緑茶カフェのオープンが3月15日に決まったと発表した。ジェイアール東海静岡開発との協働事業で、丸山製茶グループのきみくら(同市板沢)が出店する。 店名は「matcha KIMIKURA 掛川駅フラッグシップストア」。木造駅舎に隣接した2階建て店舗で、1階に抹茶商品や深蒸し茶、スイーツなどが注文できるカウンターを設置する。2階はイートインスペースで28席を設ける。店舗は掛川茶のPR拠点としても活用する。 市が「お茶のまちづくり拠点整備事業」として内装工事費など1千万円を補助した。久保田崇市長は「駅周辺で緑茶を楽しめる店がないことに課題感を持っていた。県
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チョコで楽しむ遠州落花生、掛川和紅茶 バレンタイン限定で春華堂
菓子メーカーの春華堂(浜松市中央区)は24日、地元の遠州落花生と掛川和紅茶を使ったチョコレート「craft(クラフト)カカオキャラメル」を発売する。2月14日まで遠鉄百貨店(同区)で開かれるチョコレートの販売イベント「アムール・デュ・ショコラ」で扱う。 落花生は「杉山ナッツ」(同区)のピーナツバターと、ベトナム産チョコレートを合わせた。掛川産の紅茶用品種「べにふうき」の茶葉を発酵させた掛川和紅茶は、キャラメルチョコレートを合わせた。 販売価格は8個入りが税込み1998円、16個入りは3780円。それぞれ落花生と和紅茶が半分ずつ入る。工程のほとんどを手作業で行い、計900箱の販売を見込む。
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紅ほっぺ、きらぴ香…静岡産フルーツたっぷりの高級パフェ専門店 熱海駅前に19日オープン
静岡県産フルーツをふんだんに用いた高級パフェの専門店「十全十美(じゅうぜんじゅうび)」が19日、熱海市田原本町に開店する。運営するモデストスマイル(同市銀座町)の内田宗一郎代表は報道陣向け内覧会で「日本独特のパフェ文化を観光地熱海から発信したい。県産フルーツを大切に活用する」と話した。 店内で提供するパフェは3種類で、価格帯は1980円~2780円。掛川市内の観光農園「赤ずきんちゃんのおもしろ農園」から仕入れたイチゴの「きらぴ香」「紅ほっぺ」、熱海産ダイダイのピールなどを使用し、自家製ジェラートとともに盛り付ける。食べ歩き用と持ち帰り用のパフェもそれぞれ売り出す。 店舗はJR熱海駅から徒
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掛川茶のスイーツ、地元高校生が開発 第1弾パウンドケーキ、1月内販売予定
掛川市の掛川西高2年生4人が、同市の魅力を発信しようと国産サツマイモのスイーツ専門店「おいもや」(同市大渕)とともに、掛川茶を使用したスイーツ2種の開発に取り組んでいる。第1弾のパウンドケーキは1月中に販売予定。生徒は「一から手がけたものが販売されるのは貴重な経験」と販売準備を進める。 田中拓久磨さん、松井瑞樹さん、二宮優季さん、横山真奈さんの4人が授業の一環で、観光で地元を盛り上げる企画として掛川茶スイーツの開発を考えた。自ら同社に打診し、10月ごろから週に1度、ミーティングを進めてきた。 11日の会議では、同社EC事業部の伊藤優希さんが同校を訪ね、第2弾として準備するパフェの試食を
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富士宮「プリン愛する街」に 2月まつり開催、特産品普及へ第1弾
日本一の鶏卵産出額と県内一の牛乳生産量を誇る富士宮市は今年、卵と牛乳から作られるプリンを旗印に、新機軸の特産品普及活動を始める。第1弾企画「ふじのみやプリンまつり」を2月25日に市内で開き、地元菓子店など20店の自慢のプリンを集結させる。「プリンを愛する街」という新たなイメージを市内外に広め、地元食材の普及と生産者支援の両立を図る。 市は老若男女に愛されるプリンは全国に向けた発信が期待できると考え、プリン好きの職員を集めてPR戦略を練った。昨年末まで実施したアンケートでは全国から、味の好みから食べるタイミングまで、熱のこもった意見が寄せられた。市食のまち推進室の植松正和室長は「プリンを愛
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熱海銀座に抹茶スイーツ店 23日開店 フジノネ、丸七製茶が監修
観光土産などを企画販売するフジノネ(熱海市)は23日、抹茶スイーツ専門店「熱海さとり本店」を同市の熱海銀座商店街にオープンする。製茶問屋の丸七製茶(島田市)が監修したオリジナルブレンド抹茶「さとり」を使い、クレープ、わらび餅、プリンなど30種のスイーツを売り出す。 看板商品は「大熱海 ぱりぱりクレープ」(850円)。抹茶を練り込んだ生地に抹茶ソースとナッツ類をトッピングし、長さ50センチの迫力ある一品にした。もちもち食感の生地を使用した「ブリュレお濃茶クレープ」(千円)、「富士山モンブランクレープ」(1200円)もある。いずれも抹茶の爽やかな香りとまろやかな味わいを楽しめる。 熱海さとり
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冬に静岡茶とスイーツ♡いかが 静岡県中部の製茶問屋やカフェ、2月末まで「するがヌーン茶(ティー)」
静岡県中部エリアの観光地域づくりに取り組む「するが企画観光局」は15日、地元の製茶問屋やカフェなど24店舗で静岡茶とスイーツのペアリングを楽しむ企画「するがヌーン茶(ティー)」を始めた。2024年2月末まで。 2018年から夏季に展開している人気企画「茶氷」の冬季版として初開催する。参加各店では、2種類以上の静岡茶と自家製、地元産の菓子2種類以上をセットで販売し、ティーペアリングを提案する。 静岡市駿河区の「T‘s green」では、藤枝市岡部産の玉露と牧之原産の深蒸し煎茶に、8種類の自家製スイーツを合わせた「神楽の扇」(税込み1850円)を販売。神谷努社長は「お茶の味わいの
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静岡県産食材を生かしたジェラート 伊豆高原ジェラート工房R65(伊東市)【静岡ものづくり最前線】
2022年3月に開業し、原料の食材にこだわったさまざまな種類のジェラートを提供する。フルーツや牛乳、茶など県内産の良品を厳選。アロマを意識した組み合わせや糖の使い方を工夫した製法で、食材の良さを引き出している。 ジェラートは食材が持つ香りを意識して開発している。伊東名産のダイダイとジャスミン、カルダモンを使った一品は、それぞれが相乗効果を生むように配合の分量を調整した。グラニュー糖や粉末の水あめなど複数種類の糖を組み合わせて甘さや固さ、口に含んだ際のなめらかさを追求。糖の配合により、食べた時に甘さを感じるタイミングが変化するという。 工房を立ち上げた六郷祐太朗さん(35)は千葉県出身。「
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旬の四ツ溝柿ロールケーキに 長泉で限定販売
今が旬の長泉町特産品を使った「四ツ溝柿ロールケーキ」が12月下旬ごろまで期間限定で販売される。製造を手がける町ブランド認定店のケーキ屋「ハピネス」(下土狩)の小松大輔店長(48)は「洋菓子に柿は珍しいはず。生クリームとの相性や柿の香りを楽しんでほしい」と話す。26日の町産業祭でも販売予定。 ロールケーキには食感を残すため、厚く切った生の四ツ溝柿を使用。しっとりするシュー生地で柿と生クリームを包んだ。小松店長が「地元のおいしいものを使いたい」との思いから製造を開始。昨年、町のブランド品としての認定を受けた。 小松店長は「今の時期しか食べられないので、一度味わってみて」と話した。
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茶とイチゴをケーキに 新鮮安心市場さすが市/お茶処いっぷく(JA掛川市)【直売・しずおかの幸】
JA掛川市の農産物直売所「新鮮安心市場さすが市」は、品質・品ぞろえ・価格で“さすが!”と言われる店舗を目指し、管内の生産者から出荷される新鮮な農産物を取りそろえています。野菜だけではなく、精肉や鮮魚、総菜、生花など豊富な品ぞろえも自慢の直売所です。 これから旬を迎えるのが自然薯[じねんじょ]。しっかりとした粘りと特有の香りが特徴で、とろろ汁の原料として使われています。管内では、サバからだしを取り、みそ仕立てにした「掛川いも汁」が郷土料理として親しまれています。 併設する「お茶処いっぷく」は、100%掛川産の茶葉を使用した茶直売所。茶の三大品評会(深蒸し煎茶の部)
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あげまん名物の店復活 伊東・老舗「みその」屋号、伝統の味継承
水産加工品の製造販売や飲食店の運営などを手がける伊豆中(伊東市)が17日、JR伊東駅前で閉店した老舗まんじゅう店「まんじゅう みその」の屋号を引き継ぎ、現地で装い新たに店舗を再開する。閉店を惜しむ声に応え、「伊東駅前を盛り上げたい」との思いで開業にこぎつけた。 みそのは黒糖まんじゅうを揚げた「あげまん」が評判だったが、コロナ禍の影響などで昨年に店を閉じた。時代の変化とともにシャッターを下ろす店も目立つ中、地元企業の伊豆中が「店と名前を残したい」と地域の活性化を見据えて復活させた。 同社にとってまんじゅうの製造は新たな挑戦。従来は職人の感覚に頼っていた部分もあったが、再開を機に製造設備を整
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川根本町産ユズで濃厚なジェラート エナジーファームと濱村屋 共同開発
川根本町の活性化を目指し耕作放棄地対策などに取り組む「エナジーファーム」と業務用総合卸問屋「濱村屋」(静岡市葵区)が、同町産ユズを使用した「ゆずジェラート」を共同開発した。同町のカフェ「本とおもちゃ てんでんこ」でこのほど、発売開始を記念した試食会を開いた。 エナジーファームは高齢化などによって耕作放棄地が増加する同町で、放棄地をユズや栗などの栽培地に再利用している。ジェラートは、ユズを使った新商品ができないかと考えたエナジーファームが、県産食材を使った商品を手がける濱村屋に働きかけ実現した。 しっかりとユズの味が楽しめるジェラートにユズの葉が飾られている。試食会では、参加者から「さっぱ
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4粒で「四季」表現、フランスのチョコ祭典で金賞 富士、静岡で洋菓子店営む藁科さん
富士、静岡両市で洋菓子店「キャトルエピス」を営む藁科雅喜さん(52)=静岡市清水区=が、フランス・パリで今秋開かれたチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」の品評会で、「金賞」と「外国人部門 洗練ショコラ賞」を受けた。昨年に続く2回目の挑戦で、出品した約200のブランドの上位14人に贈られる栄誉に輝いた。 藁科さんが出品した「epice Japon(日本の香り)」は、日本の食文化に根差した素材を使った4粒のチョコレートで、「日本の四季」の表現を試みた。冬をテーマにした「よもぎと苺と薔薇」は、ベースとなるヨモギの風味にイチゴの酸味とバラの香りを加えた。「フランスの人が好む『味の足し算』
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縁起物の和菓子「藤八柿」に再注目! 家康が関ケ原の戦い勝利確信 藤枝の歴史発信好機
慶長5(1600)年の天下分け目の「関ケ原の戦い」直前に献上され、徳川家康が勝利を連想させる縁起物として喜んだ柿「藤八柿(とうはちがき)」にちなんだ藤枝市内の和菓子が今年、大河ドラマ「どうする家康」の放送を契機に再注目されている。和菓子店では売り上げが伸びていて、関係者は藤枝の歴史発信の好機と捉えている。 市郷土博物館・文学館蔵の史料「橋本家文書」などによると、家康は関ケ原の戦いに向かう途中、市内の寺で一服。農民の橋本藤八から大きな美濃柿を献上された。家康は、敵軍の中心武将の石田三成らが決戦前に詰めていた美濃の大垣城を思い浮かべて「美濃の大垣(大柿)すでにわが手にあり」と喜び、藤八に柿を「
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赤電パッケージの菓子 遠鉄ストアが4、5日販売
遠鉄ストアは4、5の両日、遠州鉄道の電車をモデルにしたパッケージのオリジナル記念商品「赤電フィナンシェ&サブレ号」を同ストア全店とマツモトキヨシさぎの宮駅前店で販売する。 遠州鉄道創立80周年、遠鉄ストア創立50周年を記念して開発した。菓子のパッケージは紙製の箱で、実際の電車の約66分の1スケールの大きさ。箱の内側には車内の情景をデザインし、赤電の歴史や駅名を記載したしおりも用意した。 菓子はいずれも焼き菓子で、地元洋菓子店「パティスリーフィナンシェ」が製造する。県産米粉を使い、もっちりとした食感のフィナンシェ3個とサクサクとした食感が特徴の2種類のサブレを1個ずつ入れた。 税込み12
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春華堂、市などプロジェクト 掛川栗で開発 新スイーツ
菓子メーカーの春華堂(浜松市中区)は1日、地元を中心とした企業・団体や、掛川市などと取り組む「遠州・和栗プロジェクト」の一環で、「掛川栗」を使った新商品を発売した。掛川産のクリを「WAGURI」としてブランド化し、和栗の価値の世界発信を目指す。 新商品は、クリを削ってわらび餅に振りかけた「朝採れ遠州掛川栗粉餅」(1個税込み792円)と、大粒の掛川栗をシュー生地で挟んだ「咲クレール熟成遠州掛川栗」(同700円)。 プロジェクトは和栗の価値を広めようと2022年に発足し、スズキやヤマハ発動機、遠鉄百貨店(浜松市中区)などが参画している。 1日は遠鉄百貨店で商品を販売し、プロジェクトに参画す
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人間ドックで提供し好評! “浜松産”「酒粕ババロア」販売 聖隷クリストファー大とヤタロー開発
パン・菓子製造販売のヤタローグループ(浜松市東区)と聖隷福祉事業団は30日、開発した「酒粕(さけかす)のババロア」を市役所で山名裕副市長にPRした。11月3日から東区丸塚町のヤタローアウトレットストア工場直売店で販売する。 花の舞酒造(浜北区)の大吟醸酒の酒粕を使用し、コメや酵母由来の栄養が含まれている。三ケ日みかんも使って爽やかな味に仕上げた。開発には聖隷クリストファー大の学生も携わった。6月から聖隷予防検診センター(北区)の人間ドック食で提供し、好評のため市販することにした。税込み337円。 ヤタローグループ管理栄養士の神谷咲也子さんは「浜松のものを使っておいしく作れた」とアピールし
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新たな味は「富士のほうじ茶ラテ」 のっぽパン 11月から期間限定
静岡のご当地パン「のっぽパン」に富士のほうじ茶を使った「富士のほうじ茶ラテのっぽ」が、11月から来年1月までの期間限定で販売される。クリームの味と香りの開発には市立高の生徒が携わり「子供から大人まで誰もが食べやすい味」に仕上がった。 若手茶農家でつくる茶レンジャーほうじ茶部会が提供した粉末をクリームに混ぜた。同市のイラストレーター、コイズミチアキさんによるパッケージは、おなじみのキリンのキャラクターにネッカチーフや千鳥を組み合わせたレトロな図柄でアレンジした。製造したバンデロール(沼津市)は「試作から宣伝まで、富士の多くの人に関わってもらえた」と完成を喜ぶ。 同校で24日に開いた完成報告
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栗の大きさ2.5倍 味濃厚の蒸し羊羹 森町・太田茶店
森町の太田茶店は茶の魅力発信を目的に、普通サイズの約2・5倍の大きさで仕上げた「びっくり栗蒸し羊羹(ようかん)」の販売を始めた。 同町一宮の栗を大きな実のままふんだんに使った商品で、秋の味覚を通常の栗蒸し羊羹よりも濃く味わえるのが特徴。1本約600グラムの羊羹のうち、100グラム超の栗が詰まっている。話題性が期待される茶菓子を販売し、同時に茶のおいしさをPRすることが狙い。31日まで、数量限定で売り出し、茶とのセット販売なども予定する。 同店の太田幹久会長(72)は「お茶に合う上品な秋の味覚を味わうことで、お茶離れが進む若い世代にも茶に興味を持ってもらいたい」と話す。 (袋井支局・北井
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ぜんざい食べて健康開運を 静岡・浅間神社売店 家康にあやかり販売
静岡市葵区の静岡浅間神社境内の売店「家康公初恋の地しずおか ギフトショップ」は1日、大河ドラマで話題になっている徳川家康にちなんだ「開運ぜんざい」の販売を始めた。 健康志向だった家康にあやかり、参拝者の健康や長寿の運が開けるようにとの思いを込めた。北海道産の小豆を使い、甘すぎない味わいが特徴。ぜんざいの上には同店の人気商品「浅間だんご」を2本のせ、生クリームと栗も添えた。 山口隆太朗店長は「これから年末年始に向けて参拝者が増える。浅間神社での思い出作りの一助になれば」と期待した。
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名古屋土産「ぴよりん」 沼津駅ビル初登場 10月28日限定、開業50周年企画 170セット販売
沼津市のJR沼津駅ビル「アントレ」は10月28日、開業50周年企画の一環として、名古屋土産として人気のひよこ型プリン「ぴよりん」を一日限定で販売する。通常の商品と、同市で生産する戸田塩を使った「沼津塩キャラメルぴよりん」との2個セットで170セット限定。 ぴよりんは、JR東海の関連会社が販売する名古屋コーチンの卵を使ったプリン。将棋の藤井聡太七冠が対局中のおやつとして選び、話題になった。沼津では初めての販売となる。 価格は1200円で、2個入りのみ。当日は午前10時からアントレ1階で整理券を配布、午後1時からの販売。問い合わせはアントレ<電055(963)4141>へ。
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アスリートに「藤枝ジェラート」脂質など栄養面配慮 元女子サッカー杉山さんら
元女子サッカー選手で藤枝市地域おこし協力隊の杉山祐香さん(34)が、アスリート向けジェラートを開発した。自身の現役時代の経験から、脂質などの栄養面に配慮したデザート作りを企画。元選手や地元ジェラート店なども協力し、藤枝発の“アスリートスイーツ”が完成した。 杉山さんは藤枝順心高の主将として2006年、全日本高校女子サッカー選手権で初優勝した。その後も国内外でプレーを続け、21年に現役引退。昨年5月から同市の地域おこし協力隊としてサッカー振興に尽力している。 開発のきっかけは、藤枝西高で同大会3位に輝いた元女子サッカー選手の斉藤希さん(39)との縁だった。静岡市でア
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60店舗が集結 秋のお菓子パンフェア エスパルスドリームプラザ
静岡市清水区入船町のエスパルスドリームプラザで24日まで、恒例の「秋のお菓子パンフェア」が開かれている。今年は過去最大となる60店舗が入れ替わりで出店する予定で、期間中の9日間で3万5千人の人出を予想している。ドリプラ関係者が自ら各地の店舗に足を運び初出店を依頼した人気店も13店舗ある。 10年ほど前から毎年大型連休と秋に行われているイベント。リンゴ飴(あめ)専門店「富士林檎(りんご)」やサンドイッチの「はさみます。本店」などが初出店のほか、定番の法多山名物厄よけ団子なども買うことができる。出店する8割が県内の専門店など。 関係者は「おかずパンからお菓子まであり、昼食やおやつの需要にまで
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つま恋リゾートの田中さん「どら茶漬け」で最優秀賞 HMI料理コンクール
浜松市中区のホテルでこのほど、「第5回HMI料理コンクール」が開かれ、「温製デザート部門」は、つま恋リゾート彩の郷(掛川市)の田中洋行さんが考案した「どら茶漬け」が最優秀賞に輝いた。 テーマは「インスタ映え」「おどろきの逸品」「お客様を呼ぶ」。92件の応募から書類審査を通過した30件(当日参加は27人)の料理を考案したシェフが腕を競った。味のほか、見た目の美しさにもこだわった料理が並び、実際に商品化できる料理を審査の対象とした。 どら茶漬けは、考案者の田中さんは体調不良で欠席したが、同僚が抹茶味の汁粉をモンブランやどら焼きの皮にかけるスイーツをつくった。 このほか、県勢では「料理・製パ
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茶況(9月13日)地元産茶葉使用スイーツが人気 牧之原・いたくら農園
牧之原市坂口のいたくら農園がこのほど販売を開始した地元産の茶葉を使ったスイーツ「テロワールケイク」が人気を集めている。 米粉の生地に農園で収穫したミカンと茶を練り込んだ商品で、香り豊かな味わいが特徴。茶葉は農事組合法人さかぐち(同市)の茶を使用した。 同商品は市が実施した地産地消メニューの中から市民らが「推しメニュー」を投票する「勝負メシプロジェクト」のスイーツ部門で1位を獲得。提供を予定していた将棋の王位戦は開催されなかったものの、その後の関連イベントへの出展を機に、県外からも注文が相次いだという。 現在は予約注文制で同農園のオンラインショップから購入できる。 (榛原支局・足立健太
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頭キーン!かき氷早食いリレーに歓声 藤枝・瀬戸谷地区
藤枝市瀬戸谷地区の農産物を使用した「せとやのかき氷」が地域代表の逸品を紹介する市の「藤枝セレクション2023」に認定されたことを受け、記念イベント「せとやのかき氷早食いリレー競争」が2日、同市本郷の藤の瀬会館で行われた。市内の親子連れら約60人が参加し、勢いよくかき氷を食べ進めた。 瀬戸谷温泉ゆらくとキッチンせとや、おれっぷ大久保グラススキー場、市陶芸センターで夏季限定で販売した4種のかき氷を用意。1チーム4人が1杯ずつ食べてリレーし、最も早く完食したチームが優勝というルールで2部制で競った。 参加者はスタートの合図で一斉にスプーンで口の中にかきこんだ。子どもたちは途中、冷たさで頭が痛く
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クレープ店「FUJIMA」 母親目線 心も“包む”【キャンパス界隈 常葉大学~行きつけの店~】
国道1号沿いの常葉大静岡草薙キャンパス(静岡市駿河区弥生町)に隣接するクレープ店「FUJIMA(ふじま)」(同市清水区中之郷)。昼休みや放課後になると学生が並び、小腹をすかせて授業の空き時間に訪れる学生もいる。「いつもありがとうね」。店主の山本真理さん(59)は生クリームや果物たっぷりのクレープを手渡し、明るく送り出す。 「毎日たくさんの常葉大生が目の前を通る。自分も何かしてあげたい」。そんな思いで経験ゼロからクレープ店を立ち上げた。山本さんの両親が営んでいて約10年前に閉店した実家の酒屋を改修し、昨年7月にオープンした。 1個400~600円と学生のために値段はできるだけ抑えている
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「下田ジェラート」好評 通年営業に 国史跡「了仙寺」に店舗
下田市の国指定史跡・了仙寺に今春オープンしたジェラート店が、休みなしの通年営業となった。当初は期間限定の営業だったが、地元食材などを使ったジェラートが観光客や地元住民に好評で、出店した板橋隼平さん(29)は「『下田ジェラート』として地域の名物にしていきたい」と意気込む。 ジェラートは4種類で、オーツミルクと下田の塩で仕上げた「塩バニラ」が一押し。現在は紅ほっぺやマンゴー、キウイのジェラートを提供していて、季節に応じて多様な種類を準備するという。これまでには、アメリカジャスミンの名所の同寺にちなみ、ジャスミン風味も販売した。 コーヒーや抹茶ドリンクも用意。夏に合わせた梅ジュースも人気を集め
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藤枝市瀬戸谷地区 茶畑の絶景ティーテラス 大自然を全身に 味わい尽くそう藤枝の夏【わたしの街から】
のどかな田園風景や四季折々に色づく山々が魅力の藤枝市瀬戸谷地区は、子どもから高齢者までが広大な自然を満喫できる土地だ。人口は1955年の約5300人と比較し、6月末時点で1960人と減少は著しいが、8月の行楽シーズンは例年、おれっぷ大久保グラススキー場・キャンプ場や市陶芸センターなどに多くの観光客が訪れる。 昨年4月、産地である茶を生かした施設が誕生した。標高約450メートルの茶畑に完全予約制の屋外プライベート喫茶空間「ティーテラス市之瀬」。谷筋を渡って吹き上げてくる風、鳥のさえずり、空を見上げるとゆっくり動く雲。自然を全身で感じながら煎茶や抹茶、茶菓子などを味わえる。 テラスは同市瀬戸
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桑葉活用ジェラート販売 幅広い世代に親しみを 松崎で10日から
松崎町の企業組合「松崎桑葉(そうば)ファーム」は10日、同町特産の桑葉を使った新スイーツ「くわ葉ジェラート」の販売を同町の直売店「くわや」で始める。お茶として親しまれる桑葉の粉末を練り込み、クリーミーな味わいと桑葉の爽やかな香りが楽しめる品に仕上げた。 同組合は町内の耕作放棄地を活用して食用桑の生産を続ける。若者を含む幅広い世代に桑葉に親しみを持ってもらおうと、町などでつくる「町桑葉健康協議会」と、乳製品販売の「いでぼく」(富士宮市)と共同開発した。店内とテイクアウトで提供する。 くわ葉ジェラートのほか、いでぼくオリジナルミルク味も販売する。各税込み400円。ミルク味用のトッピングのくわ
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長泉メロンのかき氷で涼んで 5日「わくわくまつり」で限定販売
4年ぶりに開く長泉町の夏の風物詩「長泉わくわくまつり」に向けて、町の特産品「長泉メロン」を利用したかき氷が完成した。地元学生と、地元で飲食店開業を目指す料理人がタッグを組んだ。祭り当日の5日午前11時から、JR下土狩駅前のコワーキングスペースで100食限定、500円で販売する。 コワーキングを利用する地元学生らがワークショップを通じて、地元農産品を生かした食品開発を提案。祭りにあわせて長泉メロンを使ったかき氷が作れないか模索していた。コワーキングの運営を担う日の出企画(三島市)の山田知弘代表が、菓子会社勤めの経験があり飲食店開業を検討する会社員武井健祐さん=沼津市=に提案した。 7月上旬
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宇津ノ谷峠「ブルーベリージャム」 酸味や食感そのままに【道の駅 食探訪㉕完】
国道1号の静岡、藤枝両市に施設がある「宇津ノ谷峠」。藤枝市側の上り線沿いに立つ「おかべ茶屋」にはこの時期から、旬のブルーベリーをたっぷり使ったジャムが並ぶ。 同市内の農園でブルーベリーを栽培する前島二三男さん(74)の手作り。シーズン中は毎日収穫し、帰宅してすぐに調理に取りかかる。「本来の甘みを生かしたい」と砂糖は少なめ。中火で丁寧に煮込んで、ほのかな酸味や粒の食感が楽しめるジャムに仕上げる。全行程を1人でこなすため生産量に限りがあるが、作る前から予約が入るという。 「おかべ茶屋」では以前は通年販売していたが、近年は口コミで評判が広がり冬には売り切れることが多い。今年は3月ごろから入荷時
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乃木坂46とコラボカフェ 静岡初開催 メンバー考案メニュー提供
アイドルグループ乃木坂46とのコラボレーションカフェ「真夏の全国ツアーCAFE」が14日、静岡市葵区七間町の複合施設「アルティエ」で始まる。同施設を運営する静活などが主催し、静岡県で初開催する。9月3日まで。 ライブ映像やメンバーからのメッセージが壁面に投影される。2013年から続く「真夏の全国ツアー」を振り返る内容で、一瞬の表情や景色を切り取っている。衣装の展示やメンバーが考案したオリジナルの飲食メニューも楽しめる。 13日に内覧会が行われ、静活の江崎亮介専務は「ファンの方に楽しんでもらえる空間づくりをしている。ぜひ足を運んでもらいたい」と話した。
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リンゴ飴専門店、Z世代中心に話題 静岡県内でも人気広がる
縁日の定番お菓子の一つとして長く愛されてきた「リンゴ飴(あめ)」が近年、新たに脚光を浴びている。こだわりの食材を使い、カラフルな見た目や多様なフレーバーを展開する専門店のリンゴ飴だ。これまでは主に東京都内で相次いで出店されていたが、静岡県内でも取り扱う店舗が増えている。流行に敏感な「Z世代」と呼ばれる若者を中心に、SNSで映えるおしゃれな“進化系”スイーツの人気が高まりそうだ。 静岡市葵区の中心街にある木箱型のトレーラーハウス。リンゴのロゴが描かれた真っ赤な丸い看板が掲げられているのは、11日にオープンした「りんご飴専門店 富士林檎」だ。ガラスの引き戸を開けると、
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和風エクレアいかが 静岡の調理専門学校生が開発 仏国旗と米俵イメージ
洋菓子の魅力を発信する全国規模のグルメイベント「フランス パティスリーウイーク2023」に静岡県内で唯一参加している鈴木学園中央調理製菓専門学校静岡校は6日、生徒が開発に携わったオリジナルの和風エクレアを、同校が運営する静岡市葵区七間町の「レストラン&パティスリーリリウム」で販売した。12、13の両日も実施する。 エクレアは同イベントの本年度の作品テーマで、同校は3個セットの商品を開発した。フランス国旗に合わせ、表面を赤、白、青の3色のホワイトチョコレートでコーティング。放送中の大河ドラマにちなんで、三つのエクレアを徳川家康に献上する米俵をイメージして積み重ね、金色の水引を模した飾りで結
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春野産かぶせ茶で「あおねり」 看板商品に新たな味わい 浜松・本多屋菓子舗が発売
浜松市天竜区春野町気田の本多屋菓子舗は今月から、春野産の高級かぶせ茶を使った銘菓「あおねり」の販売を始めた。緑茶を混ぜたさわやかな白あんの風味が好評を得ている。 あおねりは1909年創業の同店の初代が考案した看板商品。薄緑の生地を白あんで包んだ菓子は、春野を代表する銘菓として町内外で親しまれている。 新発売の「春野茶あおねり」は、4代目の西岡孝典さん(48)が地元の栗崎園から依頼を受けて開発。あんと茶の配合と、全て手作業で練り上げる製法にこだわり、かぶせ茶のやわらかい味わいを生かした。 西岡さんは「地元の食材を大事にしたいという思いがある。春野らしい味のあおねりになった」と話す。 1
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静岡茶×創作かき氷「茶氷」楽しんで 県内60店でプロジェクト
静岡県中部の観光地域づくりに取り組む「するが企画観光局」は1日、静岡県内各地の製茶問屋やカフェなど60店舗が静岡茶を使ったかき氷を販売する「茶氷プロジェクト」を開始した。9月30日まで。 抹茶やほうじ茶のシロップや粉末を使った各店舗の創造力あふれるかき氷が展開される。イチゴやモモなど各地の特産品を盛り付けた彩り鮮やかなかき氷も。静岡市駿河区のおやいづ製茶本店は、抹茶のプリンとかき氷の上にブリュレと大福を盛り付けたかき氷を用意する。同観光局の増田遥さん(31)は「写真映えするかき氷がたくさんある。若者にSNSで発信してもらい静岡茶の魅力を伝えてほしい」と期待する。 参加店舗など詳細は観光案
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全国の特産品、かき氷で満喫 「甲子園」に51品 春華堂恒例イベント
菓子メーカー春華堂(浜松市中区)の夏の恒例イベント「第6回かき氷甲子園2023」がこのほど、同市浜北区の浜北スイーツ・コミュニティnicoe(ニコエ)で始まった。47都道府県の特産品を生かした51品のかき氷を6ステージに分けて販売する。1ステージ9~10品で、9月18日まで。 新作は2種類で、長野県のブドウを使った「そのまんまナガノパープルほっぺが喜ぶ贅沢(ぜいたく)ぶどう」(税込み1300円)と、徳島県のスダチを使った「すだち100%スパイシークラフトコーラ」(同千円)。沖縄県の「たぶんこのまま生えてた沖縄西表パイン」(同1300円)など8品はリニューアルした。 静岡県内は「果実の王様
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ジェラート世界大会で日本人初優勝 静岡の洋菓子店「ぷるみえーる」シェフ快挙
静岡市駿河区の洋菓子店「ぷるみえーる」のオーナーシェフ牧野良弘さん(64)がこのほど、イタリアで行われたジェラートの世界大会「アグリアーノ・ジェラートフェスティバル」で見事優勝を果たした。 日本ジェラート協会(東京都)によると、同大会はイタリア国内のジェラート三大タイトルの一つとされ、日本人の優勝は初という。 自慢の味を競う「アグリアーノ賞」と地元のリキュールを使用する「ヴァルネッリ賞」の2部門があり、牧野さんは両部門に出品。リンゴとシナモン、バニラを使ったアグリアーノ賞のシャーベットが、リンゴをオーブンで焼くなどの下処理が評価され、優勝に輝いた。受賞作は同市葵区のジェラート専門店「レガ
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下賀茂温泉 湯の花「はちみつソフトクリーム」 幸せ運ぶ華やかな香り【道の駅 食探訪㉓】
南伊豆町の「下賀茂温泉 湯の花」にある喫茶「野の花」では、「はちみつソフトクリーム」を提供している。昨年の発売以降、観光客や地元住民をとりこにしている。 使用するのは「高橋養蜂」(下田市)の「みかんの蜂蜜」。同市で春から初夏にかけて咲くミカンやニューサマーオレンジの花の蜜を熟成させることによる、濃厚で華やかな香りが特長。道の駅の直売所ですぐに売り切れてしまうこの蜂蜜をより多くの人に味わってもらおうと、シンプルにバニラソフトクリームに蜂蜜をたっぷり垂らした一品が誕生した。高橋養蜂の商品を知る人も、ソフトクリームと合わさることで増す上品な甘さに驚くという。 スタッフの関根愛弓さん(34)は「
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菓子作り、衰えぬ探究心 イタリア・ジェラート大会挑戦 静岡の牧野さん
静岡市内に9店舗を展開する洋菓子店「ぷるみえーる」のオーナーシェフ牧野良弘さん(64)が8日から10日までジェラートの本場イタリアで開かれる大会に参加する。還暦を過ぎて、なお衰えない菓子作りへの探究心で舌の肥えた現地ファンに挑む。 牧野さんが参加する「アグリアーノ・ジェラートフェスティバル」はイタリアンジェラート職人の登竜門とされる大会。イタリア国内を中心に約20人が出場し、日本からは牧野さんを含め2人が参加を予定する。3日間でジェラート約150リットルを作り、審査員や来場者に提供する。 出品するジェラートは、ヘーゼルナッツとミルクチョコを混ぜた「ジャンドゥヤ」。イタリア人の好みに合わ
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農村地域にフロランタン店 地元元気に 磐田の稲田さん親子
磐田市上野部の神田地区に今春、県内でも珍しいフランス菓子のフロランタン専門店「神田リジエール」がオープンした。同地区は市最北部に位置し、山に囲まれたのどかな農村地域。「お店を通じて、自然豊かなこの地域を知ってもらいたい」と、地元の親子が地区唯一の店舗を切り盛りしている。 フロランタンは、クッキー生地にキャラメルをコーティングしたナッツをのせて焼き上げた菓子。神田リジエールは店主の稲田沙樹さん(29)が接客やラッピング、父の茂樹さん(64)が製造を分担している。 定年退職後に菓子作りを趣味にしていた茂樹さん。特にフロランタンが知り合いにも好評で、マルシェ出店を打診されたことを機に、カフェ経
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めっちゃ掛川抹茶プリン発売 地元菓子店たこ満 中学生が考案
掛川市が市内小中学生を対象に開いた「かけがわ抹茶スイーツコンテスト2023」で、最優秀賞を受賞した抹茶プリンが1日から30日まで、地元菓子店たこ満の静岡県中西部18店舗で販売される。 コンテストは昨年度初めて行われ、小中学生29組が参加した。商品化された「めっちゃまっちゃぷりん」は城東中の生徒が考えた。掛川抹茶をふんだんに使用し、濃厚な味わいが特徴。フードロスを削減するため、上部のイチゴは形の悪いイチゴでも使えるようにジュレに加工した。価格は税込み540円。
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甘く果汁多め 幻の「白ビワ」 伊豆で4年ぶり食べ放題
全国的にも珍しい白ビワ狩りが27日、伊豆市が管理する同市小下田の白ビワ園で始まった。コロナ禍で中止や持ち帰りのみが3年続いたため、収穫してその場で食べ放題ができるのは4年ぶり。開園は28、29の両日と6月3~5日の午前10時~午後3時半。 白ビワは普通のビワと比べて果肉が白く、果汁の多さや甘さが特徴。果肉が傷つきやすく出荷が難しいため「幻のビワ」とも呼ばれている。収穫期(5月下旬~6月上旬)は約2週間と短い。今季は表年で、裏年だった昨季よりも多く実が付いた。市総務部土肥支所の吉田基さんによると、ここ数日間雨が降らなかったため、糖度が十分乗っているという。 初日は県内外から200人以上が詰
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最高賞・優等に鈴木孝さん 春作磐田 アローマメロン
静岡県温室農協磐田支所は26日、春作磐田アローマメロン品評会を磐田市豊島の同支所で開いた。最高賞の優等には鈴木孝弘さん(磐田ブロック)が選ばれた。 組合員70人の中から選抜された31点が出品された。市場関係者ら13人がネットの張り具合や形状などの「外観」と、糖度や食味などの「内容」を審査した。同支所の松浦正幸生産部長は「天候に恵まれ、大玉傾向で推移した。そのため、出品物の選定に苦労した生産者もいたが、外観・内容ともに良いものが多かった」と説明した。 そのほかの結果は次の通り。 1等 ①大橋満也(福田)②松浦正幸(同)▽2等 ①鈴木浩文(同)②白川勝彦(磐田)③伊藤邦彦(豊浜)▽3等 ①
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クラウンメロンの中にケーキ パティスリー季季(袋井市)【静岡ものづくり最前線】
遠州地方が誇る特産品クラウンメロンを丸ごと使用したぜいたくなスイーツ。メロンそのものの外観に、中身は果肉とスポンジ、生クリーム、季節の果物で層を重ねた。素材の味を生かした逸品は、高貴な香りと甘みが口中に広がるという。 地元特産を生かした看板商品の開発を検討していた洋菓子店「パティスリー季季」の渡辺有希子オーナーが、なじみの客の要望を受けて開発した。切り分けるとケーキが出てくる見た目のインパクトも特徴の一つだ。 注文の都度、メロンを仕入れて追熟させ、一玉一玉丹精込めて作る。誕生日ケーキや贈答品などとして毎月注文があるという。今年3月には袋井商工会議所推奨品プレミアムの認定を受けた。今後、市
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「オールディーズ」で浜松・浦川に活気を 週末運営、飲食店オープン 静岡県内外のファン盛況
週末の浦川に元気を―。浜松市天竜区佐久間町浦川の飲食店「ハニーディップ」が21日、オープンした。1950~60年代の洋楽や文化を指す「オールディーズ」にちなんだメニューと店の懐かしい雰囲気が特長で、土日を中心に運営する。オープン初日は地元住民や県内外のオールディーズファンで席が埋まり、活気に包まれた。 ハニーディップは地元で理容店を営む乗本和男さん(55)を中心にスタッフ6人で運営している。クラウドファンディングによる支援などを受けてオープンを実現した。 メニューの名前は「エルビス・プレスリー」や「ポール・アンカ」など主に50~60年代に活躍した歌手の名前を採用した。健康に配慮したランチ
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スイーツに合う発泡酒誕生 富士宮の洋菓子店と醸造所タッグ カカオ香り♪心地よい苦み
富士宮市弓沢町の「お菓子と珈琲 赤池商店」と同市大鹿窪の「フジヤマハンターズビール」がタッグを組み、「カカオとミントのおかしなビール」を製造した。洋菓子店と醸造所という異分野が連携し、心地よい苦みが特徴の菓子に合う一杯を開発した。 新商品はゴールデンスタウトスタイルの発泡酒で、カカオとコーヒーの香ばしい香りが漂う。口に入れた瞬間はシトラス系の味わいが主張し、後からホップとミントの爽やかさが鼻を抜ける。スパイスの効いた料理やチョコレートなどのスイーツとの相性が良いすっきりとした味わいに仕上げた。 開発は2月中旬、赤池商店バリスタ兼クラフトチョコ担当の赤池拓さん(40)の提案で始まった。大の
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家康の一生、ケーキで表現 静岡市葵区 専門学校生が企画、販売
鈴木学園中央調理製菓専門学校(静岡市葵区)の学生が10日、母の日をテーマにしたスイーツの販売を静岡伊勢丹(同区)で始めた。大河ドラマの主人公徳川家康をイメージした商品なども並ぶ。16日まで。 今年で9年目になる取り組みで、同校の製菓衛生師科2年生が静岡伊勢丹と連携し、企画から製造、宣伝まで約4カ月かけて準備してきた。過去に先輩たちが開発した商品に加え、新たに10商品を開発し、計37種類のケーキや焼き菓子、チョコレートを販売した。 新商品のうち4商品は、徳川家康の好物や歴史にちなんだ商品で、家康の一生を表現したケーキ「将軍 初代」などを考案した。 同科の増田美咲さん(19)=島田市=は「
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桜葉スイーツ激戦 生産量日本一の松崎 ジェラート、大福が新登場
桜葉の生産量日本一を誇る松崎町で今春、桜葉を使用した新たなスイーツ「桜ジェラート」と「ジェラート大福」が発売され、注目を集めている。同町は20種以上の桜葉スイーツが楽しめる激戦区。販売する町振興公社は「町内の桜葉商品を一緒に盛り上げていきたい」と意気込む。 同公社は長年にわたって桜葉アイスクリームを販売してきたが、製造会社の機械の老朽化で2020年9月の販売を最後に製造中止になった。その後、桜葉を使った新商品の開発を模索し、同町の姉妹都市の縁で交流している北海道帯広市のアイスクリーム店「ウエモンズハート」と共同で仕上げた。 ジェラートには同市の牧場で搾った牛乳を使い、町内産の桜葉の塩漬け
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小豆餅、銭取…「三方ケ原の戦い」伝承の和スイーツ快進撃 大河ドラマ機に売り上げ増
元亀3(1572)年に徳川家康が武田信玄に大敗した「三方ケ原の戦い」が、大河ドラマ「どうする家康」をきっかけに再注目され、戦の舞台となった浜松市では伝承にちなんだ和スイーツが快進撃を見せている。販売が好調で、売り上げが例年の倍以上に伸びている商品が目立つ。 「御菓子司あおい」(本店・東区有玉北町)は、遠州名物のモロコシ入り大福にきなこをまぶした「小豆餅」(3個入り540円)、黄身あん入りの小判型マドレーヌ「銭取」(1個230円)、栗入り焼きまんじゅう「三方原」(同250円)などを店舗で販売している。 三方ケ原の戦いで浜松城へ逃げ帰る途中に茶店で小豆餅を食べた家康が、敵の気配を感じて代金を
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ジェラート店 6月末まで期間限定 下田・了仙寺 地元の若者、空いた一角改装
下田市の国指定史跡・了仙寺に29日、期間限定のジェラート店がオープンした。長年にわたり空きスペースとなっていた一角を改装し、同市の板橋隼平さん(28)が出店。地元食材を使ったジェラートを求め、初日から大勢の観光客らが訪れた。 板橋さんは市内でコーヒーや自然食品の販売を手がける「ニード・ユー」の社長。これまで伊豆急行蓮台寺駅(同市)の空きスペースにもコーヒースタンドを出店している。今回は了仙寺から要請があったといい、飲食店の撤退後、20年ほど空いていた一角で提供を始めた。 販売するジェラートは4種類。同寺はアメリカジャスミンの名所として知られていて、ジャスミン風味のジェラートを用意した。下
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JR三島駅南口にスタバ 28日開店 静岡県東部の駅で初
スターバックスコーヒー(スタバ)JR三島駅南口店が28日、JR三島駅の商業施設「アスティ三島」にオープンする。駅構内や駅ビルへのスタバ出店は県東部で初めて。 同施設を運営するジェイアール東海静岡開発によると、県東部のスタバは、ショッピングモール内や大通り沿いにあり、車を利用できない人が行きづらかった。旅行客だけでなく、学生や地域住民の交流拠点としての利用も見込み、南口エリアのにぎわい創出につなげたいという。27日には内覧会が開かれ、関係業者らが訪れた。 営業時間は午前7時から午後9時。28日のみ午前9時に開店する。
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「五百羅漢像」食べちゃう!? 浜松・北区引佐町奥山・方広寺 新たな土産菓子販売
浜松市北区引佐町奥山の方広寺で26日、境内の五百羅漢像をモチーフにした土産菓子の販売が始まった。浜名湖周辺の活性化に取り組むハマナコ・ディスティネーション(同市西区)が、過疎化やコロナ禍により交流人口の減少が進む奥山地区を盛り上げようと、同市東区の彫刻家池島康輔さんと協力して開発した。 開発したのは、羅漢像をかたどった砂糖菓子やもなかなど4種類。起立して瞑想(めいそう)している▽頬づえをついている▽手を合わせている―など、表情や振る舞いがさまざまな羅漢を参考にした。造形美を生かすため、池島さんが木型を彫ることで実際の石像の形に近づけたという。菓子はドリアン洋菓子店(同市)が製造する。 担
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お茶とスイーツ 巡って堪能 御前崎「つゆひかり」普及へイベント
御前崎市茶業振興協議会は市特産の茶品種「つゆひかり」の普及拡大を図るため、市内の飲食店や製茶業者を巡ってお茶やスイーツを堪能するイベント「つゆひかりカフェ」を5月14日まで開催している。3店舗以上を回りスタンプを集めるとつゆひかり商品の10%引き券がもらえるほか、抽選で豪華プレゼントを用意した。 市内の10店舗が参加し、丸尾記念館を除く各店でつゆひかりのお茶とスイーツのセットを200円で提供している。 同市新野の山亜里製茶では、急須で入れたばかりの深蒸しのつゆひかりと粉末茶葉を混ぜたマドレーヌを用意。収穫盛期を迎えた茶畑を眺めながら、つゆひかりを味わう屋外テラス席も設けた。同社の増田能久
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人気焼き芋屋 島田・KADODEに集結 23日まで
島田市の緑茶・農業・観光の体験型フードパーク「KADODE OOIGAWA」で22日、人気の焼き芋屋が集結する芋フェスが始まった。23日まで。 焼き芋販売事業も展開する多機能型事業所「るいいだ」(掛川市)の主催イベント。2日間で関東や東海地域から人気の焼き芋屋や、軽食のキッチンカーなど約50の事業者が出店する。初日は全国やきいもグランプリで入賞経験のある店舗が県内で初出店し、サツマイモのモンブランやブリュレなどのスイーツも人気を集めた。午前10時~午後4時。雨天中止。
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家康ぴよりん6月発売 ホテルアソシア静岡
ホテルアソシア静岡(静岡市葵区)は6月1日から、名古屋発祥のヒヨコ型スイーツ「ぴよりん」をアレンジした「うちっち家康ぴよりん」を数量限定で販売する。7月10日まで。 ぴよりんは、プリンやムースなどをスポンジ生地で包んだ洋菓子。家康版は安倍川餅をイメージし、きなこムースにあんこや求肥(ぎゅうひ)、ジャム状に甘く煮た県産イチゴ「紅ほっぺ」を合わせた。 1個税込み850円で各日40個限定。同ホテルのウェブページなどで4月27日から予約を受け付ける。
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棋士の「おやつ」8品選出 静岡市で開催、将棋と囲碁 市民投票で決定
静岡市内で開かれる将棋の第81期名人戦(27、28日)と囲碁の第78期本因坊戦(5月18、19日)の両実行委員会は18日、対局棋士に提供する菓子を決める「おやつコンテスト」の結果を発表した。市民投票を経て和菓子、洋菓子の計8品が選ばれた。 和菓子部門で選出された4品は、安倍川もち 皿もり(やまだいち)▽玄米茶のわらび餅(大国屋製菓舗)▽桜餅(佐藤農園)▽「勝つを見る」かつ見のおはぎ(かつ見)。洋菓子部門の4品は、「茶っふる」本山・静岡いちご(茶町KINZABURO)▽ぼくたち8人兄弟クッキー(CAT&BAKES 9456)▽久能山東照宮献上品「漆黒の甲冑と徳川四天王のタルト」(キルフェボン
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潮風感じる味、見た目 伊東マリンタウンの「マリンサブレ」【道の駅 食探訪⑱】
伊東市の海岸沿いに立つ「伊東マリンタウン」は温泉や遊覧船も楽しめる観光スポット。伊豆地域の土産物もそろう。中でも幅広い世代に人気なのが「マリンサブレ」だ。 製造するのは「沼津深海プリン工房」や「熱海スクエアシュークリーム」を手がける北海物産(三島市)。沼津市戸田で作られる「戸田塩」を使って、甘さの中にまろやかな塩味も感じられるサブレに仕上げた。何と言っても、贈り物はもちろん、自分用にも手を伸ばしたくなるかわいい見た目が魅力。マリンタウン周辺の景色、浮輪、海、レトロな伊東の風景、マリンタウンのキャラクター「マリにゃん」をテーマにした5種類。それぞれの缶には潮風が感じられそうなイラストがデザイ
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「およんな広場」で憩いを 菓子販売、カフェも 焼津「かしはる」
焼津市の和洋菓子製造販売「かしはる」が8日、西焼津総本店(同市小柳津)の敷地に憩いのスペース「およんな広場」を開設する。遊休施設を活用し、パイ菓子やソフトクリームの販売コーナー、ステージ付きのイベントスペースを設けた。3月末には店舗の一部を改修してカフェがオープン。多くの車が行き交う道路沿いの立地も相まって、西焼津地区のにぎわい創出を目指す。 およんな広場はもともとタクシーの詰め所だった屋根付きの施設に、店舗スペースやレンタルルームを整備した。屋根下の広々とした駐車スペースはイベント会場として開放する。キッチンカーが止まることも想定し、電源を備えている。 オープンしたカフェ「豆治」は地元
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大学いもソフト しょうゆで“味変” 掛川スイーツ専門店×地元老舗しょうゆ蔵
国産サツマイモのスイーツ専門店「おいもや」(掛川市大渕)がソフトクリームの新メニューを発売した。木おけ仕込みで知られる地元の老舗しょうゆ蔵「栄醤油醸造」とのコラボ商品。店舗のテイクアウトメニューとして販売する。 商品名は「大学いもソフト―味変!栄醤油付き」。紅あずまのあんをソフトクリームで閉じ込めて大学芋を添えた。スポイトに入れた天然醸造しょうゆのトッピングが特徴で、和菓子を食べているような感覚が楽しめる。 1個500円(税込み)。5月末まで限定販売する。
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浜松学芸高と日之出物産共同開発 摘果ミカン使いマドレーヌ 遠鉄ストア全店であす発売
浜松学芸高(浜松市中区)と卵販売・洋菓子の日之出物産(南区)が、ミカンの摘果を使ったスイーツ「摘果みかんマドレーヌ」を共同開発し5日、県内と愛知県の遠鉄ストア全33店で発売する。 同市内でミカンを生産する同校の卒業生から、廃棄する大量の摘果ミカンを活用できないかと相談を持ちかけられたことがきっかけ。同校地域創造コースの生徒が2021年4月からシロップや調味料などの商品を考案し、最終的にジャムの加工を決めた。内藤ゆいさん(3年)は「残留農薬を取り除く作業が大変だった」と安全面に配慮した。 異業種交流会で日之出物産との連携が決まり、同校のジャムを混ぜ込んだマドレーヌを商品化した。同社の神田智
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フォーレなかかわね茶茗館「川根紅茶と川根ロールケーキセット」 ユズと茶、爽やかに香る【道の駅 食探訪⑰】
山に囲まれた「フォーレなかかわね茶茗館」(川根本町)は、交通量の多い幹線道路沿いに立つ一般的な道の駅とは一線を画すたたずまい。川根茶の歴史や伝統を紹介する施設で今春、町と町商工会、地元飲食店が共同開発した「川根ロール」と川根紅茶のセットメニューが誕生した。 川根ロールケーキは川根茶と県内屈指の生産量を誇る同町産ユズをふんだんに使用。もっちりとした生地にあんこもアクセントとなり、口に運ぶと甘さとともに川根茶とユズが爽やかに香る。「べにふうき」の紅茶は、すっきりとみずみずしい味わいの「高田農園」か、まろやかで飲みやすい「相藤園」の二つの農園から選べる。スタッフの黒田佳代子さん(67)は「川根紅
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オリーブの葉でケーキ 沼津の洋菓子店 廃棄せず材料に ほろ苦い後味
沼津市花園町の洋菓子店「ヴォワ・ラクテ」が、廃棄されることが多いオリーブの葉を材料にガトーショコラを商品化し、人気が高まっている。チョコのまろやかな甘みの後に、ほろ苦さが残るのが特徴だ。 愛鷹オリーブ園(同市)のオリーブの葉を使用。フランス産ホワイトチョコレートとイタリア産オリーブオイルを混ぜて焼き、しっとりとした食感にする。大和美佐子社長(59)は「甘すぎるスイーツが苦手の人にもお勧め」と話す。 オリーブの葉にはポリフェノールが多く含まれ、海外ではサプリメントの原料になっているという。地元食材を活用した商品開発を考えた大和社長が同園のオリーブリーフティーを知り、スイーツにも合うとみて材
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熱海まめっこぷりん発売 芸妓文化、スイーツでPR 置屋連合組合と老舗漬物店コラボ
熱海市の熱海芸妓(げいぎ)置屋連合組合と同市の老舗漬物店「岸商店」がコラボレーションした商品「熱海まめっこぷりん」が25日、発売された。幅広い世代に好まれるスイーツを通じて、熱海の伝統文化の魅力をPRする。 北海道産の上質な牛乳を原材料とし、同組合の公式キャラクター「熱海まめっこ」を前面に押し出したパッケージデザインにした。岸商店は28年前から人気土産品「茶・プリン」を販売している。岸秀明社長は「新型コロナ禍で苦境に立たされた芸妓衆の役に立ちたいと思って商品開発した」と振り返った。 同組合の小笠原亜紀子組合長は「大変ありがたい。これからも伝統文化の魅力発信と継承に努めていきたい」と語った
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掛川・抹茶スイーツコンテスト 中学生グループが最優秀 「めっちゃまっちゃぷりん」
掛川市は19日、「かけがわ抹茶スイーツコンテスト」の表彰式を市役所で開いた。パティシエを目指す松下璃美さん(城東中3年)と、お茶の知識を競う大会で優勝経験のある姉妹の陸田紗希さん(同)、悠里菜さん(同1年)が考えたプリンが最優秀賞に選ばれた。地元菓子店のたこ満が商品化し、5月に市内の店舗に並ぶ予定。 コンテストは本年度初めて開催し、市内の小中学生29組48人が参加した。児童生徒は1月にお茶や商品開発に関する講座を受けた後、市内茶商が提供した掛川抹茶でレシピを考案した。 最優秀賞のレシピは「めっちゃまっちゃぷりん」。抹茶のプリンにパンナコッタ、イチゴジュレを重ね、華やかな見た目に仕上げた。
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フルーツ大福 おいしいワニ 東伊豆・熱川バナナワニ園で人気
東伊豆町の熱川バナナワニ園で、ワニを模した愛らしいフルーツ大福が人気を集めている。町内の老舗和菓子店とのコラボ企画。数量限定で、売り切れの日も出ている。 イチゴとバナナの2種類。プラスチック製の目玉を付け、大福に切り込みを入れて果物をくわえているかのような風貌。大福は同町の花月製菓の草大福で、もち米の風味が豊かであんこもたっぷり。イチゴは町内産紅ほっぺを使用し、ワニに似た形状となるよう縦長の大福を特注した。2月下旬の販売開始早々、SNSでも好評を得ているという。 分園のフルーツパーラーでは、いずれか1個を掛川茶付きで提供(820円)。来園前の事前予約も入っているといい、神山浩子副園長(4
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ニューサマーゼリー&シャーベット 花月製菓(東伊豆町) 和菓子職人の技を海外へ【静岡ものづくり最前線】
爽快な香りとさっぱりした味わいが人気のニューサマーオレンジ。東伊豆町の特産として知られるかんきつをゼリーに仕上げた。町を代表する銘菓の製造技術を国外にも伝承している。 あんこ商品が主力だったため夏季の売り上げに苦戦。特産品による菓子開発を目指し、製造している。飲料の製造時に余剰したオレンジの皮を買い取って使用。女性の購買意欲を高めようと、魚由来のコラーゲンも配合した。 冷凍しシャーベット状にしての賞味も勧めている。韓国済州島で洗剤の製造販売を手がける企業の関係者が町内へ来訪時、その味わいに感動し、製造技術の伝承を請うてきたという。内山欣洋社長(60)も現地に出向いて指導していた矢先、新型
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横須賀高生が考案 米粉シュー商品化 たこ満が製造
掛川市の横須賀高の生徒がレシピを開発し、地元菓子店のたこ満が製造した「米粉のサツマイモシュークリーム」が27日、同校でお披露目された。3月18、19日に同市山崎のとうもんの里総合案内所で販売する。 生地は掛川産の米粉で作り、クリームには県内産のサツマイモを使った。生地を練る時にサラダ油を使うなど生徒のアイデアを採用した。香ばしくサクサクの食感に仕上がったという。 米粉スイーツの開発は家庭コースの3年生が地域の田園風景を守ろうと昨年9月から取り組んできた。11月に行われたコンペでは9班がドーナツやパンケーキ、フランスの伝統菓子カヌレなどのレシピを発表し、伊藤梨七さん、古川芽生さん、石田大和
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フィナンシェいかが 戸田の特産品タチバナ使用 沼津の菓子店 伊豆の国の企業開発
土産物企画、開発、卸売りなどを担うスプレッド企画(伊豆の国市、袰岩=ほろいわ=敬蔵代表)と菓子店ヴォワ・ラクテ(沼津市、大和美佐子代表)は、同市戸田地区の特産品タチバナを使ったフィナンシェを開発し、2月から同店で販売を始めた。袰岩代表は「サービスエリアや駅構内、ドライブインにも販路を広げ、タチバナの認知向上につなげたい」と話す。 タチバナは日本固有のかんきつで、同地区が国内北限で最大の自生地。皮に苦みがあり実が小さく、加工に手間がかかるため、商品開発に向かないとされていた。 昨年11~12月に戸田森林組合が収穫、冷凍したタチバナを、三ケ日みかんの加工販売を行う食肉販売業フードランド(浜松
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名産クラウンメロン パウンドケーキに 「種取り」活用ロス削減 浜松、27日発売
浜松市北区の「メロンショップマエシマ」は、遠州地方の名産品「クラウンメロン」のパウンドケーキを開発し、27日発売する。翌年の栽培に必要な種を採取する「種取りメロン」を使用した。 クラウンメロンの産地は袋井市などが有名だが、同社によると浜松市内でも4~5年前に栽培が始まったという。ミカンなどに比べ、メロンの土産品はほとんどなく、「もっと気軽にクラウンメロンを楽しんでほしい」と話す鷹野将和社長らが企画・開発を進めた。 種取りメロンから作ったピューレを配合したケーキは、メロンのさわやかな香りが広がり、しっとりとした食感を味わえる。種取りメロンの実はこれまでカットメロンなどで販売することもあった
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温州みかんパイいかが JAとぴあ浜松 数量限定発売
JAとぴあ浜松は13日、洋菓子「温州みかんパイ」を発売した。「源氏パイ」などを製造する三立製菓(浜松市中区)と共同開発した。 同JA管内で昨年11月下旬以降に収穫した温州ミカンのジャムをパイに乗せて焼き上げた。甘酸っぱい風味とパイのサクサクとした食感を楽しめる。 2017年に販売を始めた季節限定商品。今年は三立製菓の広報担当「かにぱんお姉さん」(望月沙枝子さん)が「パイの形のかわいらしさをお伝えできるようにした」というパッケージを採用した。 数量限定。1袋10個入りで税込み200円。JAファーマーズマーケット白脇店(南区)などで取り扱う。
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チョコとワインで「サンテ」 静岡のデイサービス バレンタイン合わせ催し
静岡鉄道(静岡市葵区)と酒類販売のヴィノスやまざき(同区)は14日、バレンタインに合わせて、同区北安東のデイサービス「しずてつケアステーション」の利用者にチョコブラウニーとノンアルコールワインを提供した。 ヴィノスやまざきがナッツ入りのブラウニーとフランス産の白の「ワイン」を選定した。利用者約30人は、フランス語で乾杯や健康を意味する「サンテ」と声に出してグラスを交わした。 同社新静岡セノバ店の本田悠樹店長は「普段は施設で飲むことのできないワインを提供できて、喜んでもらえたと思う」と話した。
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在来作物でスイーツ 「オクシズ」のソバ、キビ 学生考案、静岡のレストランが試作品
静岡県立農林環境専門職大(磐田市)の学生が、静岡市の中山間地「オクシズ」の在来作物であるソバやキビなどを活用したスイーツ作りに取り組んでいる。このほど、プロの調理人による試作品が完成し、試食会を同市駿河区で開いた。 同大で在来作物学を受講する学生25人が昨年4月から、商品やレシピなどのアイデアを考案。スイーツ作りは同市駿河区のフレンチレストラン「セラヴィ」(鈴木啓介オーナー)に依頼した。 試食会には、同大の丹羽康夫准教授と3年生4人が参加した。試作を担当した同店の小泉江理子さん(49)から、同市葵区井川地区の在来種ソバ、キビ、アワ、赤石豆を使った「そばのスノーボール」「きびのシフォンケー
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お菓子使っておかしな水槽 ウォット×三立製菓 親子で食学ぶ
親子で楽しみながら環境と食に関心を持ってもらおうと、浜松市西区の浜名湖体験学習施設「ウォット」は11日、イベント「かにぱんでたべられる。おかしな水槽を作っちゃお」を開いた。 三立製菓(中区)とのコラボ企画で「かにぱんお姉さん」として活躍する同社の望月沙枝子さんが講師を務めた。子どもたちは「チョコバット」をウナギに見立てたり、チョコペンで「かにぱん」に色を付けたりして「お菓子の水槽」を作り上げた。 父と参加した中区の河合恭佑くん(7)と咲季ちゃん(5)は水槽をカラフルなカニの家に仕上げ、「色を付けるのが楽しかった」と笑顔を見せた。 浜名湖のカニ「ドウマン」の生態や、生息環境を守るためのプ
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生徒が「スイーツ店長」に 常葉大橘高 育てたサツマイモ商品販売
常葉大橘高の英数科1、2年生の有志が11日、同市葵区の焼き芋販売店「いもじぇんぬ」で、同校で育てたサツマイモで作ったスイーツを販売した。12日までの2日間限定で、生徒が店長として店頭に立つ。 生徒らは校内の空きスペースを有効活用するため、栽培しやすくて幅広い年代に人気のあるサツマイモに着目して、昨年5月から人気品種「シルクスイート」を育ててきた。 サツマイモで地域も盛り上げようと、同店の協力で商品化にも取り組んだ。 店頭には、焼き芋(税込み250円)、焼き芋に黒蜜をかけた「おいもカップ」(同350円)と「おいもでアイス」(同500円)の3種類が並んだ。 地元の幼稚園、小学校などにチラ
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ワサビ×プリン 不思議な味「ツーン」直後に甘み 河津の丸山園、11日から販売
ワサビの製造販売の老舗、丸山園(河津町)が「わさび漬クリームプリン」を考案した。斬新な「スイーツーン」のうたい文句で、開催中の河津桜まつり会場で11日から販売する。 若者のワサビ離れの打開策に甘味を考案したという。自社開発の素朴なプリンに、わさび漬けを混ぜた生クリームをトッピング。「ツーン」の直後に甘みを感じる不思議な味わいを楽しめる。 「このままではワサビを知らない人がいずれ増えるかもしれない」と危機感を示すのは、同社営業担当の土屋瑛嵩さん(27)。プリンには「ヅケプリ」と愛称を付け、SNSによる情報拡散を期待する。 来宮橋付近に出店を設け、1個400円で販売する。まつり期間中の販売
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伊豆のへそ「いちご尽くしのスイーツビュッフェ」シーズン序盤から甘み十分【道の駅 食探訪⑬】
静岡県内を代表するイチゴ生産地、伊豆の国市。同市にある「伊豆のへそ」内の「いちごBon Bon BERRY 伊豆の国ファクトリー」では毎年、5月上旬ごろまでのシーズン中だけのイチゴスイーツビュッフェが好評だ。 ショートケーキやタルト、ゼリー、エクレアなど常時約15種類が並ぶ=写真=。時間限定で特別メニューも登場する。使用するのは市内の紅ほっぺ、章姫、きらぴ香のほか、三島市で栽培される白イチゴも。パティシエの渡辺淳一さん(39)は「台風の影響を受けたが、社内会議で『今年は特においしい』と声が上がるほど、シーズン序盤から甘みがのっている。手作りのスイーツで味わって」と薦める。 制限時間は1時
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お茶かりんとういかが 遠鉄ストアが発売
遠鉄ストア(浜松市中区)は1日、パン菓子製造販売のパントーネ・システム(掛川市)と共同開発した「静岡のお茶かりんとう」を発売する。地元食材を使ったかりんとうシリーズの5品目。 昨年9月に実施した顧客へのアンケートの「食べてみたいかりんとう」で1位の抹茶と3位のお茶を採用した。かりんとうの生地にかける蜜の中に抹茶を混ぜ、緑茶の粉末を降りかけた。品質を保つため、アルミ蒸着の袋に入れ、デザインは遠州織物の風呂敷包みをイメージした。 1袋100グラムで税込み300円。県内と愛知県の遠鉄ストア全33店舗で販売する。かりんとうシリーズは「クラウンメロン」や「三ケ日みかん」などを販売中で、累計で約12
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JAしみず「きらり」 「本気のパンケーキ」発売 ふわとろ食感好評
「地元産の米粉を使ったふわとろ食感のパンケーキはいかが」-。静岡市清水区北脇でJAしみずが経営する「四季菜ジェラート&カフェきらり」は昨年12月末から「本気のふわとろスフレパンケーキ」を発売し、好評を集めている。地元産のイチゴやブルーベリー、四季の果物を使ったジェラートなどのトッピングを楽しめ、早春の清水の味を目いっぱい詰め込んだ。 新発売のパンケーキの特徴は通常使われる小麦粉ではなく、地元産のコシヒカリの米粉にこだわったこと。小麦粉と違い、水などと混じりにくいため、材料の配分などを50回以上も試行錯誤した労作だ。グルテンフリーのためアレルギー体質の人でも安心して食べられる。 同JA営農
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乳がん検診、和菓子で啓発 新商品「ぴんくりぼん」 浜松・巌邑堂、4日から販売
浜松市東区の和菓子店「巌邑堂」(内田弘守社長)は27日、「日本乳癌(がん)検診学会学術総会おもてなしプロジェクト」と連携して開発した、乳がん検診を啓発する和菓子の新商品「ぴんくりぼん」を市役所で発表した。 商品は、乳がん検診推進のシンボルとなっているピンクリボンに着想を得た。ミルクあんの大福にフランボワーズのピューレを加えたリボン型のようかんを巻き、結び目部分には金箔(きんぱく)をちりばめた。さっぱりとした味わいで、カロリーも抑えた。 昨年11月に市内で開催された同学術総会の来場記念品として提供したところ購入希望者が多く、一般販売も行うことになった。同プロジェクトのリーダーで聖隷福祉事業
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浜松城「野面積」イメージ 石垣チョコ発売 浜松市東区の菓子店
浜松市東区の「御菓子司あおい」はこのほど、浜松城石垣チョコ「葵」を発売した。浜松城の建築の際に採用した野面積(のづらづみ)をイメージしたチョコクランチにした。 豊田光彦社長が浜松城の売店に商品を配送した際、「あの石垣のような菓子がつくれないか」と思い、商品を企画した。チョコレートを薄くかけ、パフを表面に出してごつごつとした石のような形にした。 1袋53グラムでビター、ミルク、ストロベリーの3種8個入り。販売価格は税込み594円。中区の大河ドラマ館、浜松城の売店やギフトキヨスク浜松などで販売している。
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茶況(1月24日)川根茶やユズ利用 ロールケーキ一新 川根本町、2店で販売
川根本町は町内の飲食店「クラブハックル」と連携して、町の認知度向上などを目的に昨年商品化した川根茶入りロールケーキをリニューアルした。2月11日から、同店とカフェうえまるの町内2店舗で販売する。 無農薬栽培の川根茶粉末をスポンジ生地とクリームにたっぷりと練り込み、新たに町特産のユズが入ったあんこを生地とクリームの間に挟んで仕上げた。クラブハックルが製造を手がける。 1本税込み3千円。両店舗は1人前用のケーキとドリンク付きのセットでも提供する。店舗販売に先駆け、町商工会が26日と2月2日に町内で開催するお弁当販売会で1人前用に切り分けたケーキを販売する。税込み500円で各日50個限定。
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家康ゆかりの「出世菓子」 浜松のドリアン洋菓子店 22日発売
ドリアン洋菓子店(浜松市)は22日、戦国時代の携帯食だった兵糧丸を現代風にしたクッキー「出世魂(だま)」と、県内の特産品を使ったプリン「出世福鈴(ぷりん)」を発売する。大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせた商品で、出世魂の袋には番組のロゴが入る。 出世魂は米粉100%のグルテンフリークッキー。家康公ゆかりの八丁みそと県内産茶葉を練り込み、玄米フレークをまぶした。 出世福鈴は三ケ日みかんを使った「はままつ蜜柑(みかん)」と県内産抹茶の「しずおか緑茶」の2種。瓶入りで、ふたをした後に加熱することで、賞味期間は冷蔵で出荷後30日になった。 販売価格は出世魂が税込み540円、出世福鈴は各4
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熱海・老舗和菓子店「間瀬」 創業150年記念でレモンケーキ発売
熱海市網代に本店を構える老舗和菓子店「間瀬」は15日、創業150周年を記念した菓子の第1弾として「熱海レモンケーキ」の販売を開始した。今後も記念商品を次々に販売する予定。 国産レモン発祥の地とされる熱海らしさを前面に押し出した商品として、同市上多賀で栽培されたレモンをふんだんに使った。手作業で丁寧に搾り出した果汁と外皮でさわやかな味わいに仕上げた。 熱海でレモン栽培が始まったのは、同社が創業したのとほぼ同時期という。レモンケーキは洋菓子の修業をした5代目社長の間瀬真行さん(72)が30年ほど前から作り続けている商品で、これまでは年末年始だけ販売していた。150周年を機にパッケージデザイン
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王将戦のおやつに脚光 掛川の老舗「火の羊羹」 藤井、羽生両氏が注文
藤井聡太王将(20)=竜王・王位・叡王・棋聖=と羽生善治九段(52)がタイトル戦で初対決した将棋の第72期王将戦第1局を機に、掛川市中町商店街の老舗和菓子店「伊藤菓子舗」が脚光を浴びている。令和の天才と棋界のレジェンドがいずれも、掛川市での対局初日のおやつに同店の「火の羊羹(ようかん)」を注文したため。店には問い合わせが相次ぎ、歴史的一戦の余韻は冷めない。 火の羊羹は、火伏せの神として信仰を集める霊地・秋葉山に続く秋葉街道にちなんだネーミング。強い火加減で入念に練り上げた逸品で、藤井王将は8日午前、羽生九段は同日午後のおやつに火の羊羹を選んだ。いずれも「ゆず蜂蜜」「掛川茶」「本煉(ほんねり
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松崎産米であんこ餅 老舗菓子店「西伊豆知るきっかけに」
西伊豆町仁科の老舗菓子店「飴(あめ)元菊水」が、松崎町産の米を使ったあんこ餅の販売を始めた。地域の活性化を目指して次々と新商品を考案する同店。荻田真理子代表(70)は「日本人に愛される餅を通じ、地域に興味を持ってもらいたい」と意気込む。 同店は2022年にかつての看板商品「長九郎餅」の販売を再開。餅の製造環境を整備したことを機に、地元産の米2種を活用した商品開発を構想した。松崎町の石部棚田で収穫されたもち米と、同町のとんび農園の古代米を材料にした。 商品は「月のうさぎ餅」。棚田のもち米を使った「棚田のそよ風」は弾力があり、昔ながらの素朴な味わいが特徴。古代米が原料の「古代の語り」は、きめ
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地元産ジャムやプリン味わって 「ポコアポコ」 清水町に2号店
三島市に本店があるジャムやピクルスを販売する「ポコアポコ」の2号店がこのほど、清水町湯川にオープンした。地元産の野菜を使った製品が並んでいる。 本店では工房がメインであったため、十分な販売スペースと駐車場のある場所を確保した。一押しは本店では予約販売のみとなっているプリン各種。果肉が入ったフルーツゼリーと2層のプリンはゼリーのすっきりさとプリンの濃厚さの対比が楽しめる。 そのほか本店で人気の地元産ニンジンを使ったジャムや、ピクルスをそろえる。土屋佳奈子店長(41)は「野菜の加工品として多彩なラインアップがある。素材の味を楽しんでほしい」と呼びかける。問い合わせは清水町店<電055(955
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はちみつカステラ 浜松2社共同開発 遠鉄ストア26日発売
遠鉄ストア(浜松市中区)は26日、地元企業が共同開発した「はちみつカステラ2箱入り」と「はちみつカステラ・静岡茶カステラセット4箱入り」を発売する。2023年の創業50周年に向けて、新たな贈答品として売り出す。 菓子メーカーの浜松文明堂(東区)が長坂養蜂場(北区)の「二代目の蜂蜜」を使って製造した。遠鉄ストアの担当者は「上品な甘みの仕上がりで、蜂蜜が苦手な人も食べられる」と話す。静岡茶カステラは牧之原産のお茶を使用した。 年末年始の贈答需要を見込み、発売後の年内6日間で計1800個の販売を目指す。1箱5カット入りで、2箱入りは税込み1350円、4箱入りは2700円。県内と愛知県の同ストア
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あなたの推しスイーツは? 伊豆・修善寺で総選挙&フォトコン
伊豆市観光協会修善寺支部は2023年1月15日まで、地域周遊イベント「修善寺とスイーツ 総選挙&フォトコンテスト」を同市の修善寺温泉街を中心に実施している。 会員の16店舗が参加した。店舗でスイーツを味わった後、特設サイトから好みのスイーツへの投票や写真の投稿を行う。参加者の中から抽選で同温泉の宿泊補助券が当たる。 PR看板を温泉街など6カ所に設置した。イベントに合わせて新メニューを用意した店舗もあるという。担当者は「修善寺といえばスイーツと思われるように盛り上げたい」と話した。
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イチゴクレープ専門店オープン 伊豆の国、18日
伊豆の国市南江間のドライブイン「いちごプラザ」を運営する仲原商事は18日、施設内にイチゴクレープ専門店「ベリベリークレープ」をオープンする。 施設内では同社が販売するイチゴ大福が名物になっているが、市内特産のイチゴをさらにPRしようと企画した。パティシエとの共同開発で、イチゴ大福と同様に地元の契約農家から仕入れる紅ほっぺをふんだんに使っている。自宅などでも楽しめるようにと、土産用の個包装されたミニクレープも用意した。 仲原孝彦支配人は「クリームや生地にもこだわった。大福の次の看板商品になれば」と期待した。
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浜松産サトウキビを独学栽培 4年越しの夢 「黒糖クリーム」商品化へ
浜松地域の新しい名産品を打ち出そうと、4年前からサトウキビ栽培に取り組むマイノーブルシュガー(同市中区神田町)が、初の商品化にこぎ着けた。この秋に収穫したサトウキビを加工した食料品「黒糖クリーム」を近く、売り出す。販売開始に向けた準備作業が大詰めに入った。 「一から育てるものを作りたい」と2018年、同社のサトウミユキ代表(45)が一念発起。「どうせやるのなら最高のものを」と農薬、化学肥料は一切使わず、品質にこだわったサトウキビ作りをほぼ独学で始めた。 南区に約330平方メートルの土地を借りて畑を整備し、19年3月に鹿児島から取り寄せた苗を植え付けた。草刈りや害虫駆除を手作業で行い、丹
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広がる甘さは恋の味? 御殿場高生が開発「コクハクトウ」 “恋人の聖地”新橋浅間神社をPR
御殿場高(御殿場市)生徒が、「恋人の聖地」とされる新橋浅間神社(同市)の知名度向上を目的に琥珀(こはく)糖を開発した。インスタ映えを意識したかわいらしい色とデザイン。地元の老舗菓子店「大田屋」で限定販売される。10日に市役所で開かれる同神社のPRイベントで無料配布する。 恋人をイメージしたハートや、同神社の主祭神から着想を得た桜などをかたどった。商品名は琥珀糖と告白をかけた「コクハクトウ」。4色の小さな粒をガラス瓶に詰めた商品「木の花の雫(しずく)」はグラデーションが美しい。同神社境内に湧き出る富士山の伏流水「木の花名水」を原材料にした。 創造ビジネス科3年の商品開発の授業で、生徒18人
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サツマイモスイーツ専門店 浜松市中区に9日開店 中心街活性化へ
酒類・食品販売の間渕商店(浜松市中区)は9日、同区肴町にサツマイモのスイーツ専門店「芋菓子や 芋えん」を開店する。幅広い世代に人気のあるサツマイモを使った菓子で中心街のにぎわいづくりを目指す。 ウナギの廃棄部分を肥料に栽培した地元の「うなぎいも」や天竜区のほうじ茶などを使用した約15種類の商品をそろえる。焼き芋をはじめ、カスタードクリームをサツマイモに乗せてあぶった「おいもブリュレ」や「蜜芋スイートポテト」「おいもプリン」などを販売する。飲食スペースはなく、持ち帰りか店頭で楽しむ。 同社は昨年1月に同区肴町にチョコレート専門店を開き、スイーツ分野に参入した。同社の担当者は「昼間に多くの人
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餡バサダーに「甘党男子」 伊東お菓子ぃ共和国、7人組アイドルユニット委嘱
伊東市の製菓業者など47店が加盟し、菓子を通じた面白おかしい企画を展開する「伊東お菓子ぃ共和国」は4日、伊東の菓子の魅力を発信する「餡(アン)バサダー」に男性7人組アイドルユニット「甘党男子」のメンバーを委嘱した。 スイーツをコンセプトに活動するメンバーが、交流サイト(SNS)などを使って伊東の菓子の魅力をPRする。任期は設けずに情報発信に取り組む。 同市竹の内のダンコーエンボウルで開いた式で、共和国大統領の小内正敬さんが委嘱状を手渡した。小内さんは「一つ一つ重ねていき、末永く関係を築いていきたい」とあいさつした。 メンバーを代表し、リーダーの室井一馬さんが「伊東の皆さんと一緒に盛り上
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キャンプ向け”参加型スイーツ”を提案 三島にケーキ店、30日オープン
ITのトータルサポートを手がける「ストラテジックセキュリティ」(三島市)は30日、野外で楽しむスイーツを取りそろえたケーキ店を同市にオープンする。現地で盛り付けたり加工したりする商品を用意し、新型コロナウイルス禍で同社が始めたアウトドア向けの軽乗用車、キャンプ用品のレンタル事業にさらなる価値を加える。 車でキャンプ場に向かう最中に揺れてケーキが崩れることも多いため、現地で加工して仕上げる“参加型スイーツ”を提案。クリーム、スポンジ、果物を別々に提供して盛り付けるシフォンケーキや、ホットサンドメーカーでスポンジに季節の具材を挟んで完成させるスイーツを用意した。地元産の
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あんバターもなか発売 遠鉄ストアと田子の月が共同開発
遠鉄ストア(浜松市中区)と田子の月(富士市)は、共同開発商品の第3弾「田子の月もなか あんバター」を同ストアの全33店舗で発売した。 北海道産バターを求肥(ぎゅうひ)餅で挟んだ。小豆の甘みに加え、バターのまろやかな風味と塩味が楽しめる味わいに仕上げたという。1箱6個入りで税込み1587円。年間5000箱の販売を目指す。 昨年12月に発売した第1弾「田子の月もなか 栗入り」など、共同開発したシリーズはこれまでに累計1万3000箱を販売した。第3弾は消費者アンケートを行って企画した。
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馬鈴薯や紅はるか使用 新スイーツいかが 三島に移住の映像作家ら、土産物として提案
三島市に移住した20代の2人がこのほど、市特産のジャガイモ「三島馬鈴薯(ばれいしょ)」とさつまいも「三島甘藷(かんしょ)・紅はるか」を使ったスイーツを開発した。同市大社町の三嶋大社前に4月開業したコーヒースタンド「Imo to Cheese(いもとチーズ)」で土産物として新提案している。 手がけたのは店長の田中徹さん(26)と店をプロデュースした高田翔夢さん(26)で、芋ようかんの製法をベースに作ったペーストとクリームチーズを合わせた「いもかん」(350円)を商品化。三島馬鈴薯と紅はるかの2種類を用意した。田中さんは「これまで馬鈴薯を使ったスイーツはなく、県東部のお土産を作りたかった。甘さ
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茶況(11月24日)濃厚なお茶たい焼きセット 山喜製茶
掛川市入山瀬の山喜製茶組合が11月から、お茶たい焼きの新商品「濃いまるまろプレミアムセット」の販売を始めた。毎月第2土曜日の限定販売。 たい焼きでは珍しい丸い形。被覆栽培で育てた「さえみどり」のパウダーを使った生地は緑が鮮やかで、濃厚な味わい。温めるとお茶の香りが広がり、冷めても生地の食感を楽しめるという。 セットはたい焼き5個とティーバッグ茶5個入り。生地の濃さやあんの種類を変えた3種類のたい焼きが入っている。青野友喜取締役(31)は「お茶とたい焼きの両方のおいしさを感じてほしい」と話した。 1箱税込み2千円。次回の販売は12月10日。予約制。問い合わせは<電0537(74)2384
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道の駅函南に“学校” ソフトクリームスタンド一新 廃校備品を活用
道の駅伊豆ゲートウェイ函南(函南町)内の人気施設、特産の丹那牛乳を使ったソフトクリームスタンドが11月下旬から、学校を模した空間に生まれ変わる。活用されるのは、廃校となった下田市の旧稲梓中の備品。10日には関係者が校舎を訪れて譲渡品を確認した。 丹那牛乳は工場周辺に酪農生産者が集中しているため、絞りたてに近い風味を保持できるとして、県東部の学校給食でも親しまれている。観光関係者らで組織する町農泊推進協議会はソフトクリームスタンドの一角を、学校を模したデザインにし、観光客らに広く特産品のイメージを周知しようと企画した。 譲渡されるのは、校長室の表札など10点。本棚を商品棚に、黒板は掲示板に
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スタバと‘‘浜松‘‘初コラボ 「JIMOTO Made」 天竜杉スリーブと特製カップ 14日発売
スターバックスコーヒージャパン(東京)は14日、浜松市の天竜杉を使ったカップカバー「スリーブ」と、同市をモチーフにした特製カップ(237ミリリットル)をセットにした新商品を市内13店舗で発売する。店舗がある地域の産業や素材を取り入れた商品をその地域で販売する企画「JIMOTO Made」の第15弾商品で県内での実施は初めて。10日には中区の浜松城公園店で発表会があり、鈴木康友市長が商品の説明を受けた。 スリーブは製材会社「永田木材」(北区)が厳選した天然乾燥の天竜杉を使用し、オーダー家具を手掛ける「黒田家具工房」(西区)の職人が手作業で仕上げた。「暴れ天竜」と恐れられたかつての天竜川をイ
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児童描いた夢の菓子再現 富士市内11店で限定販売
富士市の吉原菓子組合は、小学生が「秋」をテーマに描いた菓子のイラストを旬の食材を使って商品化した。市内11店が11~13日の3日間、児童の夢が詰まった秋スイーツを各店舗で販売する。 イラストの商品化企画は昨春に続いて2回目。同組合が元吉原、須津両地区の放課後児童クラブで絵を募集した。ハロウィーンにちなんだ絵など、寄せられた72点から各店が実現できそうなアイデアを選び、計19品を用意した。 旬菓亭(伝法)は、ドングリのイラストをまんじゅうでかわいらしく再現。好味堂(中里)は紫色のサツマイモクリームをふんだんに使ったエクレアを用意した。菓子処たかぎ(中央町)は、まんじゅう生地に竹炭を練り込ん
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500人で芋掘り 3年ぶりフェス 掛川の「おいもや」
掛川市大渕の国産サツマイモスイーツ専門店「おいもや」はこのほど、3年ぶりに芋フェスを開いた。500人が来場し、広大な畑で芋掘りを体験した。 参加者は土を掘ったりつるを引っ張ったりして、袋がいっぱいになるまで収穫を楽しんだ。1キロちょうどのサツマイモを探す企画も行われ、はかりの前には行列ができた。 イベント会場では干し芋作りの体験会が開かれた。ステージも設け、アカペラやよさこいが披露された。
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茶況(11月1日)FDA機内で島田茶のスイーツ 福岡便で限定提供
フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は1日、福岡―静岡便の機内サービスとして島田市産の茶葉を使ったスイーツの提供を始めた。年末まで。11月は島田市の和洋菓子店・龍月堂の「緑茶のダックワーズ」を振る舞う。 8月にFDAと島田市の間で締結されたネーミングライツ(命名権)契約の取り組み。緑茶のダックワーズはメレンゲにアーモンド粉末を合わせて焼いた生地にバタークリームを挟んだスイーツで、島田市産の茶葉を材料に盛り込んだ。 スイーツはFDA146便(午後6時福岡発、午後7時25分静岡着)限定で提供する。12月は三浦製菓(同市)が製造する「緑茶の急須もなか」に切り替わる。
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藤井竜王、広瀬八段が選んだおやつは? どらサンドや雲海ゼリー 竜王戦富士宮対局初日
竜王戦第3局富士宮対局初日は、富士宮市民らが藤井聡太竜王と広瀬章人八段におやつの時間に食べてもらおうとコンテストで選んだ計7品のうち、洋菓子3品と和菓子1品が両対局者に注文された。 藤井竜王は午前のおやつの時間に「幻の‼『黒いちじく』シュークリーム」(モウデルコーヒー)を、午後は「どらサンド」(お菓子の家もちのき)を注文した。広瀬八段は午前に「富士のくに雲海ゼリー」(富士見荘)を、午後は「タヌキのケーキ」(長崎屋洋菓子店)を選んだ。
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緑茶とカヌレ好相性 フランス菓子店主ら提案 世界お茶まつり
世界緑茶協会は21日、「世界お茶まつり2022秋の祭典」のイベントの一つとして、フランスの菓子と日本茶の相性の良さなどについて語る「フランス菓子のホントのところ」を静岡市駿河区のグランシップで開いた。 日本茶に詳しいラジオパーソナリティーの相川香さん(59)、静岡市葵区大岩町でフランス菓子店を営むパティシエ水野貴嗣さん(41)、フランスから静岡大農学部に留学中のルナ・ヴァンデレムさん(21)が登壇した。 水野さんは同国の伝統菓子カヌレについて「持ち運びしやすい点が人気」と紹介。相川さんは濃い水出し緑茶とカヌレの相性の良さを伝えた。試飲、試食したルナさんは「とてもおいしい。さまざまな食べ物
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焼津味のチョコいかが? かつお節の香り、トマトの甘みをプラス
静岡市葵区のチョコレート専門店「コンチェ」は焼津市の企業が手掛けるかつお節とトマトを使ったチョコレートを商品化した。カカオの風味に、かつお節の香り、トマトの甘みが組み合わさって、焼津ならではの味が堪能できる。24日から同店や焼津市栄町のカフェ&ワークスペース「プレイボールカフェ」で販売する。 商品名は「焼津マリンアージュチョコレート」で一袋650円(税込み)。かつお節の粉末を混ぜたカカオ70%のチョコレートに、ドライ状のトマトを並べ、さらにかつお節の粉末をふりかけた。 かつお節はヤマ十増田商店(焼津市小川新町)が伝統の手火山(てびやま)製法で作った商品を使用。トマトは「ピオニエス」(焼津
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サツマイモ、カボチャ、栗… 秋スイーツたくさん! 15種ビュッフェ 島田・KADODE OOIGAWA
島田市のKADODE OOIGAWA内の農家レストラン「Da Monde(ダ・モンデ)」は11月24日まで、秋の味覚を楽しめるスイーツビュッフェを開催している。 サツマイモやカボチャ、栗を使ったケーキやタルトなど約15種類のスイーツが並ぶ。紅はるか、紅あずま、シルクスイートの焼き芋が焼きたてで味わえるほか、韓国発の新感覚スイーツ「クロッフル」など珍しいメニューもそろえた。レストラン自慢の地元野菜を使用した料理も並ぶ。 開催日は10月12、13、26、27日と11月9、10、23、24日。各日午後6時半~8時の90分制。大人(中学生以上)3千円、4~12歳2千円、3歳以下は無料。予約は専用
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うなぎパイ ばんそうこうに 「形が似ている」ひらめき契機に 春華堂が発売
春華堂(浜松市中区)は10日、ばんそうこう「うなぎバン」を発売する。主力商品「うなぎパイ」をイメージした商品で、スポーツの日に合わせて販売を始める。 若手社員の「ばんそうこうの形が、うなぎパイに似ている」とのひらめきが開発のきっかけになった。2021年夏に非売品として製品化。キャンペーン時などに使う商材だったが、好評だったことから発売が決まった。 10枚入り(柄は2種類で各5枚)で価格は税込み330円。市内の同社直営7店舗と、公式オンラインショップで取り扱う。
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うなぎいもスイーツ発売 モンブランソフトと焼き芋 浜名湖SA
浜松市北区の東名高速道浜名湖サービスエリア(SA)を運営する近鉄リテーリングは28日、ウナギの骨や頭などを肥料に栽培した浜松ブランドのサツマイモ「うなぎいも」を使用したスイーツ2点を同SA湖の見えるフード館で発売した。 発売したのは、「うなぎいもモンブランソフト」(税込み600円)と「うなぎいもの焼いも」(同500円)。モンブランソフトは、ペースト状にしたイモを含んだソフトクリームに、イモ100%のクリームを麺状に生搾りした。焼き芋は、糖度が40度近くまで上がり、強い甘みが特徴という。 発売に合わせて同館スナックコーナーの外装も、うなぎいも関連にリニューアルした。同社の担当者は「地元の食
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藤井さんは何選ぶかな おやつリスト決定 将棋竜王戦富士宮対局
将棋の第35期竜王戦第3局富士宮対局実行委員会は15日、第2回会合を富士宮市役所で開き、藤井聡太竜王と挑戦者広瀬章人八段に提供するおやつリストを決めた。市民らの投票で上位に入った和菓子3品、洋菓子4品を実行委メンバーで最終審査し、おやつリストを確定した。対局の合間にリストから選んでもらう。 おやつリストを決めるコンテストには市内事業者から和菓子、洋菓子両部門に計38品の応募があった。市民や全国のファンらによる投票で7品に絞った。須藤秀忠市長は「コンテストは大変な盛り上がりとなり将棋ファンはもちろん、なじみの無かった人にも楽しみながら参加してもらえた」とあいさつ。メンバーは投票で上位に入った
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焼き芋使った限定シェイク 掛川・おいもや発売
国産サツマイモのスイーツ専門店「おいもや」(掛川市大渕)が、秋の新メニュー「クリスピーポテトシェイク」を発売した。 甘みの強い紅はるかの焼き芋を練り込み、砕いたチップスで食感の変化と香ばしさを加えた。1杯550円(税込み)。10月末までの秋季限定で、店舗のテイクアウトメニューとして販売する。
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茶況(9月7日)藤井王位ら注文 「牧之原和紅茶しふぉん」話題
牧之原市の平田寺で5、6の両日に開かれた将棋の第63期王位戦で、藤井聡太王位と豊島将之九段が注文した「牧之原和紅茶しふぉん」が話題だ。 今年3月に開店したシフォンケーキ専門店「静波しふぉんけーき」(同市)の商品で、ふわふわとした食感と紅茶の爽やかな風味が楽しめる。茶葉は市内の「石神製茶」の茶を使用した。 店主の佐藤健一さん(47)によると、対局時のおやつとして両棋士に提供されて以降、県内外の将棋ファンからの問い合わせが相次いでいるという。佐藤さんは「うれしい悲鳴。地域の活性につながれば」と笑顔で話した。
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ナシ「あきづき」出荷の最盛期 JAとぴあ浜松
ナシの「あきづき」が、浜松市浜北区新原のJAとぴあ浜松柿梨選果場で出荷の最盛期を迎えた。従業員たちが傷の有無を確かめて箱詰めする作業に追われている。 あきづきは「新高」と「豊水」を交配し、甘みの強い「幸水」を掛け合わせた品種。こくのあるみずみずしい果肉が特徴で、同JA管内では同区を中心に14人が栽培に取り組んでいる。 今季は病害虫の被害がほぼなく、順調に生育し、平均糖度12度以上の甘いナシに仕上がった。 例年よりやや多い約40トンを今月中旬まで、市内の直売所などに出荷するという。
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甘~いパフェ わさび最中でピリッ 小山のカフェで人気
小山町藤曲の豊門公園内の「豊門カフェ」が提供する豊門パフェが人気を集めている。地元銘菓のわさび最中(もなか)をのせたのが特徴。富士山の湧水で育ったわさびがアクセントになり、「癖になる」と評判だ。 バニラアイスや白玉、抹茶ソースをかけた生クリームなどが入った和風のパフェ。老舗店「丸中わさび店」のわさび最中「山そだち」を1個まるごとのせた。 カフェ店主の徳島陽介さん(37)は2月までJR駿河小山駅前の観光案内所のスタッフだった。町外から訪れた人に山そだちを紹介して好評だったため、3月にオープンしたカフェのメニューに取り入れた。 豊門カフェは国登録有形文化財の西洋館の1階にある。現時点で来年
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さくら棒混ぜたさくさくソフト 天神屋の専門店
弁当・総菜販売の天神屋(静岡市駿河区)が運営するソフトクリーム専門店が、麩(ふ)菓子のさくら棒を使った商品を発売した。菓子製造販売の大黒屋商事(藤枝市)と連携し、伝統的菓子の魅力を新しい形で発信する。 さくら棒の粉末を混ぜたクリームの上に、砕いた小片をまぶし、独特のサクサクとした食感や風味を楽しめるようにした。天神屋が島田市と静岡市葵区で営む「門出ソフトクリーム」で扱う。税込み580円。 大黒屋商事では、製造過程で生じる端材や規格外品が毎月約5キロ出ていて、その活用策を模索していた。そんな中で地元食材を使ったソフトクリームを検討していた天神屋が大黒屋商事を知り、連携を持ちかけた。 さく
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旬の味覚楽しんで 山梨産シャインマスカット 静岡県庁内で販売
旅行代理店のサンコートラベル(静岡市葵区)は29日、山梨県産の高級ブドウ「シャインマスカット」の販売を静岡県庁内の営業所で始めた。計30パックが店頭に並び、来庁者が旬の味覚を買い求めた。 現地の農園から直接仕入れたという宮川憲社長(55)は「甘くて新鮮なのでぜひ食べてほしい」と話した。1パック(約200グラム)600円で、9月末まで販売する予定。
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茶況(8月29日)静岡明治9年 玉露味を発売 藤枝・玉露の里
藤枝市岡部町新舟の観光施設「玉露の里」は、朝比奈玉露を使用した和洋菓子「静岡明治9年 玉露味」を発売した。 同施設を運営する静鉄リテイリングと、「静岡明治9年」を製造する東海製菓が共同で完成させた。 朝比奈地区でとれた玉露をふんだんに使用し、香ばしく焼かれた皮としっとりしたあんを合わせた。パッケージは、明治時代のレトロな雰囲気を感じさせるデザインに仕上げた。12個入りで税込み1190円。
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茶氷ひんやりおいしく 多彩な催し、最終日もにぎわい 駿府城夏まつり「ナツゲキ」
静岡市葵区の駿府城公園を舞台にした「駿府城夏まつり ナツゲキ」(同実行委員会主催)は21日、最終日を迎えた。会場には多くの人が詰め掛け、夏の大型野外イベントを楽しんだ。 静岡茶を使用したかき氷を味わえる「茶氷フェス」には県内4店舗が出店。抹茶や和紅茶、ほうじ茶などのシロップがかかったかき氷も販売され、人気を集めた。同区本通の上田旺志郎君(11)は「しっかりお茶の香りがしておいしかった」と話した。 お笑いライブをはじめ、同市の認定を受けた「まち劇パフォーマー」による手品の披露や楽器演奏、色とりどりの傘を使って会場を装飾する「アンブレラスカイ」、公園内のお堀に灯籠を浮かべる「浮き灯籠」などが
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地元産トマトやダイダイPR 伊東商高生、自慢のスイーツを販売
伊東商高の生徒たちが20日、事業者の協力で開発したタルトやジェラートを伊東市玖須美元和田のJA直売所「いで湯っこ市場」で販売した。地域で生産される作物の知名度向上を目的に、形になった新商品を買い物客に売り込んだ。 調理用トマト「アイランドルビー」を使ったタルト「アイルケーキ」と、名産のダイダイを活用したジェラート「G―dai(じだい)」を並べた。アイルケーキは課題研究「地域戦略論」を受講する3年生のグループの一つが開発した。G―daiはフロンティア部の生徒の取り組みで誕生した。 来店者に試食用のタルトを配り、PRした。昨年度に先輩が開発した、アイランドルビーを使った「いとまケチャップ」も
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シュワッと爽快、サイダーかん 富士の学校給食で愛され50年 高校生が改良挑戦
富士市の学校給食で半世紀にわたり愛され続けている、サイダーを寒天で固めた冷たいデザート「サイダーかん」に富士らしさを新たに加えようと、同市の富士見高コミュニティ研究会が改良に挑んでいる。地元産の果物を使った試作品を作り、元栄養士でサイダーかん開発者の紺野祐子さん(84)からアドバイスを受けた。生徒たちは「富士の青春の味を広く発信したい」と、レシピの研究を重ねる。 サイダーかんは、口に入れると炭酸の爽快感が広がる子どもたちに人気の逸品。市教育委員会によると、1960年代後半、吉原一中の栄養士だった紺野さんが給食で提供した事をきっかけに市内各校に広まった。 地域貢献活動を展開する同研究会の生
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マンゴーにイチゴ 温暖な気候生かし栽培盛ん 藤枝市・青南町【わたしの街から】
JR藤枝駅の南西、市街地を抜けた先に位置する藤枝市青南町。のどかな田園風景が広がり、農業が盛んな地域だ。日照時間が長く温暖な気候を生かし、果物を栽培するビニールハウスが立ち並ぶ。 藤枝のマンゴーに感動 生産始めた河村さん「名産になれば」 「こんなにおいしいフルーツがあるのか」。マンゴーのハウス栽培を手掛ける「スイートネス・ファーム藤枝」代表の河村剛志さん(42)は、藤枝産のマンゴーを初めて味わった時の感動を覚えている。 もともと市内で自動車製造会社を営む河村さん。人の暮らしと密接に関わる「食」に関心があり、農業で新規事業を立ち上げようと考えていた。3年ほど前に青南町のマン
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かき氷 浜松味?湖西味? 地元食材使用 浜松市西区でイベント
浜名湖のブランディング事業を手掛ける「ハマナコ・ディスティネーション」は今月、浜松・湖西産の素材を使ったかき氷のイベントを、浜松市西区舘山寺町の同社で開いている。16日までのお盆期間中と、土、日曜日に開催し、夏の味覚と地域の魅力を提供する。 浜松産の深蒸し茶や湖西産の甘夏など、地元の素材を生かした自慢のメニュー5種が並ぶ。深蒸し茶のかき氷は、粉末状にすりつぶした茶葉をかけ、あんこのアイスを添えた逸品。氷が溶けると、お茶のように飲むことができる。深蒸し茶を含めて3種は浜北区の農園レストラン「農+(ノーティス)」が監修した。 観光客だけではなく、地元住民にも訪れてもらい、地域のにぎわい創出に
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なめらか限界追求「とろりんぷりん」 御殿場のホテルが発売
御殿場市新橋のホテル「ザ・ゴテンバカン」は6日までに、地元産の卵を使った「とろりんぷりん」を開発し、販売を始めた。形を崩さず、なめらかさの限界を追求した。 地元産の「御殿たまご」と牛乳、2種類の生クリームを混ぜた。食材の配合や焼き方を変え、100回近く試作を重ねた。上部には甘めの、底部には苦みのあるキャラメルソースを敷き、味の変化を楽しめるようにした。 ホテルは市の玄関口のJR御殿場駅前に位置する。開発したパティシエの長内大輔さん(46)は「まずは地元に愛され、将来的には御殿場の定番土産にしたい」と話している。 エスプレッソをブレンドしたモカ味もある。1個400円(税込み)。
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かき氷 手作りあんこたっぷり 駿河小山駅前で販売
小山町小山の駿河小山駅前交流センターはこのほど、自家製のあんこをのせたかき氷の販売を始めた。 厨房(ちゅうぼう)担当の尾崎美智江さんが2日間かけて煮たつぶあんを、練乳とシロップをかけた氷の上にのせた。スタッフの岩田淳一さんは「暑い日の食後に食べると涼しくなる」と勧める。 1杯400円(税込み)。9月中旬ごろまで提供する予定。
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自然栽培の野菜使用 飲食店「Naturest」開業 障害者ら接客など活躍
総菜や洋菓子を楽しめる飲食店「Naturest(ナチュレスト)」が5日、浜松市東区大島町にオープンした。障害者の就労支援に取り組む浜北区のNPO法人「スマイルベリー」が「障害者が地域とつながりながら活躍できる場を提供したい」と開店準備を進めてきた。 広さ30平方メートルほどの店内で、知的障害や精神障害がある17人が働く。接客や食材の仕込みに加え、地元農家から梱包(こんぽう)などの作業を請け負うこともあるという。 自慢のメニューは、同NPOが管理する農園で農薬や肥料を使わない自然栽培で育てた野菜のキッシュやハーブティー。3年前から手掛けている養蜂を生かし、蜂蜜入りソフトクリームや手作り洋菓
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「焼きプリン」新たな名物へ 焼津さかなセンターに専門店
焼津市八楠の焼津さかなセンターでプリン専門店「焼津プリン商店」が5日から営業を始める。同センターから「地元の人にも愛される名物を作ってほしい」という要望を受けて、浜名湖グルメパーク(浜松市西区)が出店を決定。試行錯誤の末に、焼津の地名にちなんで「焼きプリン」を主力商品に据えた。 商品は焼きプリンのほかに、県産の高級抹茶を使用した「抹茶プリン」、県産みかんをそのままトッピングした「みかんプリン」、昔ながらの食感を楽しめる「レトロプリン」を販売する。1日数量限定商品として、目の前でバーナーを使ってあぶり仕上げる「焼き焼きプリン」も用意している。 運営する浜名湖グルメパークの宮近志一社長は「メ
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茶況(8月1日)茶氷食べた人に夏季限定割引券 藤枝
藤枝市瀬戸ノ谷の「ティーテラス市之瀬」を運営する製茶会社「市之瀬の里」は、茶を使ったかき氷「茶氷」を食べた人を対象にした夏季限定割引企画を展開している。 同市内でするが企画観光局が実施する茶氷のプロジェクトに参画している「陶芸センター」か「キッチンせとや」の2施設でかき氷を購入した人に、テラス利用料千円引きの割引券をプレゼントする。9月30日までにかき氷を購入した人が対象で、有効期間は購入から1カ月間。 同テラスは山の斜面にある茶園に設置され、絶景を眺めながら茶や茶菓子を味わうことができる。利用料は中学生以上が1人3千円。夏季は抹茶や煎茶に加え、フィルターインボトルを使った冷茶も提供して
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絵本の菓子・パンを手作り 浜松市中区の材料専門店 キット販売
菓子・パン材料専門店ヒライデホームメイドストア(浜松市中区鴨江)で8月31日まで、菓子・パンが登場する絵本や、絵本を題材にした菓子・パンの手作りキットの展示販売が行われている。 絵本「ぐるんぱのようちえん」「おひさまパン」をイメージして、直径20センチほどのビスケットや手ごねパンのキットを販売しているほか、「はらぺこあおむし」の菓子パンのレシピを配布している。童話「ヘンゼルとグレーテル」の菓子の家にちなんだクッキーハウスは一時品切れになるほどの人気商品。 製菓材料卸の平出章商店(東区中里町)が運営する小売店舗で、夏休み期間中に菓子作りを楽しんでもらおうと、昨年に続いて企画した。小栗はるか
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茶況(7月26日)川根紅茶香るかき氷 川根本町、道の駅で人気
川根本町の道の駅フォーレなかかわね茶茗館は夏季限定のかき氷「川根紅茶のグラッタケッカ」を販売している。スタッフが手間暇をかけた逸品が来場者に人気を集めている。300円(税込み)。 地元産の紅茶「べにふうき」を長時間水出しして、冷凍した。削った後にコンデンスミルクと合わせ、渋みの中に甘みが広がる口当たりに仕上げた。 女性客をターゲットにした冷菓でコンセプトは「おしゃれな大人のかき氷」。販売10年目を迎え、同館を代表する夏の風物詩になっている。スタッフの黒田佳代子さんは「鼻から抜ける川根紅茶の香りを楽しんでほしい」と話した。 今年の販売は、9月下旬ごろまでを予定している。
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新菓子「伊匠魂」販売 伊東商高フロンティア部、和風クッキー開発
伊東商高フロンティア部の生徒が伊東市の氏原製菓と共同し、新商品の菓子「伊匠魂(いしょうだましい)」を開発した。メンバー7人が18日、同市富戸の伊豆高原旅の駅ぐらんぱるぽーとで30個を限定販売し、完売した。 新商品は和風のクッキー8枚に、卒業した先輩が過去の商品で使ったヤマモモとニューサマーオレンジ、伊豆で栽培されるブルーベリーと桜葉の計4種類のあんを個包装で付けた。 同校は統合のため来年度から新高校となる。新商品は「繋(つな)ぐ」をテーマに据えた。先輩が進めてきた、地域課題解決のための取り組みの集大成と位置付ける。同校で引き継がれる「伊商魂」と菓子の「匠(たくみ)」を組み合わせたネーミン
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富士の人気カフェが「楽座」出店 富士川の景色、かき氷満喫
富士市南松野にある人気の古民家カフェ「無上帑(むじょうどう)」が16日から、同市岩淵の道の駅「富士川楽座」4階に特別出店している。富士川を一望できる場所で18日までの3日間、限定品も含むかき氷などを提供し、旧富士川町などの魅力を発信する。 外部出店は初めて。県内外からの来場者がいる同道の駅からスマートインターチェンジ(IC)を通じて、富士市や旧富士川町に足を延ばすきっかけ作りを目的に企画した。 富士川上流部の山々や富士山、駿河湾を見渡せるラウンジ奥にカウンターを構えた。自園で収穫した梅など手作りのシロップで人気のかき氷10種類と、雄大な自然や街の景色を堪能するぜいなくな時間を提供する。地
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涼呼ぶブルーベリーかき氷 砂糖控えめ アクティ森で限定販売
森町体験の里アクティ森(同町問詰)は7月末まで、地元産ブルーベリーをふんだんに使用したかき氷を限定販売している。暑い時期にぴったりな爽やかな味わいという。 ブルーベリーは鍛冶島地区の農家から仕入れた。砂糖は控えめにし、素材の味を生かした。特製シロップは好みに合わせて“追いシロップ”も楽しめる。氷の中には地元和菓子店のブルーベリー生クリーム大福が入っている。 1杯980円。各日数量限定のため、事前予約に対応している。問い合わせはアクティ森<電0538(85)0115>へ。 (袋井支局・仲瀬駿介)
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浜松の和菓子店「こぎく」新装 本社工場、ドライブスルー併設
浜松市中区の和菓子店「御菓子司こぎく」は8日、同区神田町の本社工場をリニューアルオープンした。これまで工場内ではプレハブの直売所で販売してきたが、新たにイートインスペースやショップ、ドライブスルーを併設した。 1887年創業の老舗による新たな取り組み。イートインスペースはカウンター4席と2人掛けテーブル2席、4人掛けテーブル1席を設けた。「ベビーシュー」など定番商品や、甘夏やメロンを使った新商品「生どらやき」などを、お茶やコーヒーなど飲み物と一緒に店内で味わうことができる。和菓子店では珍しいドライブスルーも設置し、商品を購入しやすい環境を整えた。 企画販売を担当する亀井伊代奈さんは「今後
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全国の名産 かき氷で満喫 浜松・浜北区で6日から「甲子園」
菓子メーカーの春華堂(浜松市中区)は6日から、「第5回かき氷甲子園2022」を浜北区の浜北スイーツ・コミュニティnicoe(ニコエ)内特設会場で開催する。9月11日まで。47都道府県51種類の素材を使ったかき氷を、週ごとに11商品販売する。 「果実の王様静岡クラウンメロン」(税込み千円)など人気商品が並ぶ。「岩手江刺のぜいたく焼きリンゴまみれ」(同千円)など10商品がリニューアル。県産のイチゴ「きらぴ香」や、大阪の「ミックスジュース」など5商品は新たな特産品を使用した。 休館日は8月第2、3週を除く月、火曜日。問い合わせはニコエ<電053(586)4567>へ。
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まさに生乳 朝霧高原「あさぎり牛乳ソフト」【道の駅 食探訪①】
静岡県内有数の酪農地帯にある富士宮市の「朝霧高原」。生乳を使った「あさぎり牛乳ソフト」は、年間10万個以上売れる看板商品だ。 標高500~1千メートルの朝霧高原でのんびり暮らす牛から搾った「あさぎり牛乳」で作られる。隣接する「あさぎりフードパーク」内の朝霧乳業の工場から届く。広報担当の望月舞さん(33)は「濃厚だが後味はすっきり。まさに生乳を食べている感覚です」と薦める。とろける味わいにリピーターが多いのも納得。天気が良い日は、そびえ立つ富士山を望みながら食すと格別という。 周辺にキャンプ場が多いことから、まきやバーベキューにぴったりの地元食材も販売している。1個400円。 ◇
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長九郎餅20年ぶり“復活” きな粉をヨモギ餅で包む 西伊豆名物
地域のにぎわい創出に向け、西伊豆町の老舗菓子店「飴(あめ)元菊水」(店主・荻田真理子さん)がこのほど、約20年ぶりに地元名物「長九郎餅」の販売を再開した。きな粉をヨモギ餅で包んだ、かつて各家庭で親しまれた和菓子。伝統の味の“復活”はすでに話題を呼び、町内外から来店客が訪れている。 先代の時に看板商品の一つに掲げ、多くの反響を集めた。ただ、一つ一つ手作りで手間が掛かり、メインの飴づくりを優先させる形で製造を中止していた。毎年ヨモギの時期になると、製造を求める声が多く、以前より従業員が増えたことも重なり販売再開を決めたという。 京きな粉を使用し、ヨモギや餅粉、小麦粉な
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森町ブルーベリー「飲んで食べて」 ビールとスイーツに
森町天方の鍛冶島地区で栽培しているブルーベリーを使用したクラフトビールとスイーツが2日から、町内を中心に数量限定で販売される。住民らによる地域おこしの一環。発売を前に商品発表会が1日、アクティ森(同町問詰)で開かれた。 天方の住民有志や県、町などで構成する「森町ツーリズム研究会森町でつながる推進部会」が、地元産ブルーベリーのブランド化を目指して取り組む事業で、今年で4年目。収穫期を迎える7、8月に毎年販売している。 鮮やかな赤紫色のビールは、爽やかな香りと酸味のある味わいが特徴。飲みやすいように通常のビールよりアルコール度数を抑えている。部会関係者によると、これまでで一番のできという。ス
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掛川のスイーツ専門店 「びっくりぃもパフェ」発売
国産サツマイモのスイーツ専門店「おいもや」(掛川市大渕)は30日、新メニュー「びっくりぃもパフェ」を発売した。1個780円(税込み)。 逆さにしたワッフルコーンの中に紅はるかの冷やし焼き芋や冷凍イチゴを閉じ込めた。8月末までの夏季限定で、店舗のテイクアウトメニューとして販売する。
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三島甘藷で「生搾り」モンブラン みしまプラザホテルが提供開始
三島市のみしまプラザホテルは、地元特産のサツマイモ「三島甘藷(かんしょ)」を使ったスイーツとして「生搾りモンブラン」の提供を始めた。通常のモンブランに用いる栗は使わず、地産地消の新メニューを開発した。 ペースト状にしたサツマイモとカスタードクリームを混ぜ合わせ、糸状に搾り出しながらスポンジ生地や静岡抹茶のブリュレなどにふんだんに掛けた一品。注文を受けたスタッフがお客の目の前で仕上げるなど、見た目にも楽しいスイーツとして売り出している。甘さは控えめに素材の味を生かし、サツマイモのねっとりした食感と上品な味わいが人気という。 価格は単品で1200円。同ホテル1階のカフェとテイクアウト店を併設
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昭和のクリームソーダ 昔懐かしのレトログラスで 富士・吉原商店街
昭和レトロブームが巻き起こる中、昭和の雰囲気がそのまま残る富士市の吉原商店街を楽しんでもらおうと、同商店街の内藤金物店と、コーヒーショップアドニスの“お向かいさん同士”が協力してレトログラスに入れた「喫茶店のクリームソーダ」(税込み500円)の販売を始めた。 クリームソーダはもともと提供していたメロン味の緑に加え、新たにストロベリー味の赤、オレンジ味の青の3色で展開。昭和の日用品人気で復刻した模様入りのグラスで同金物店で取り扱う「アデリアレトロ」に入れて提供する。 レトロ商品の売れ行きの良さや商店街を訪れる若者の姿に着目していた同金物店の内藤佑樹さん(36)が、
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低カロリー和菓子、27日発売 巌邑堂と聖隷福祉事業団の第2弾
浜松市東区の和菓子店「巌邑堂」(内田弘守社長)と聖隷福祉事業団保健事業部は27日、共同開発ブランド「私菓心(わがし)」の第2弾「葛シャーベット」と「はす餅」を発売する。通常の和菓子よりもカロリーを抑えた上、地元産食材を使い、味も見た目も夏にぴったりのさわやかな逸品に仕上げた。関係者が23日、市役所で商品を発表した。 葛シャーベット(税込み378円)は、三ケ日ミカンと摘果作業で廃棄されるほろ苦い青ミカンの2層からなる「三ケ日みかん」、甘酸っぱい梅ジャムとブルーベリーが互いに味を引き立てる「梅とブルーベリー」の2種。北区三ケ日町で地域振興に取り組む「ブルーレイクプロジェクト」(夏目記正代表)と
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カカオ丸ごとロールケーキ 春華堂が数量限定販売
菓子メーカーの春華堂(浜松市中区)は15日から、遠鉄百貨店内直営店(中区)のリニューアルオープン1周年を記念し、新商品のロールケーキ「CACAO the ROLL(カカオ・ザ・ロール)エクアドゥ(100%カカオフルーツ)」を同店で先行発売した。 2016年からカカオ事業を開始した同社と、海外で料理人としての経験を積み、現在はアマゾンカカオの普及活動を行う太田哲雄シェフとの共同開発。カカオ本来の酸味やフルーティーな香りが特徴で、乳脂肪を使わず水で仕上げたウオーターガナッシュを使い、みずみずしい味わいに仕上がった。 販売価格は税込み1890円。数量限定で平日20本、土日祝日は未定。
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静岡県洋菓子作品展 浜松のパティシエ、芹沢さん最高賞
静岡県洋菓子協会はこのほど、県洋菓子作品展を静岡市駿河区のグランシップで開いた。最高賞の県知事賞は浜松市中区のケーキ店「シュガーハウスマリアツェル」のパティシエ芹沢桂次さんが輝いた。 県内の洋菓子職人や製菓専門学校の学生がケーキやチョコレート細工、あめ細工など64点を出品した。芹沢さんの作品は恐竜の化石をイメージしたチョコレート細工。表面につやを出すため温度調整にこだわったという。 同協会の天野又一会長は「年々、作品のレベルが上がっている。作品展を通してさらに腕をあげてほしい」と話した。 他の主な受賞者は次の通り。 連合会会長賞 西野咲(東海調理製菓専門学校)▽大会会長賞 井元太一(
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五平餅がスイーツに変身 天竜高生、製菓店と共同開発
浜松市天竜区の天竜高の生徒有志がこのほど、中山間地の郷土料理である五平餅をモチーフにした生菓子「五平餅スイーツ」を、同区水窪町の「小松屋製菓」と共同で開発した。4日、同校の文化祭で生徒や保護者に販売した。 生徒有志と地元住民が地域振興を考えるグループ「天竜ラボ」が、学校や同区のPRにもつながる名物を作ろうと企画。地元の素材を生かした菓子作りに取り組む小松屋製菓に協力を依頼し、完成した。みその風味やコメの食感など、五平餅の特徴を再現している。 天竜ラボのリーダー、小野歩実さん(3年)によると、みそに合う菓子を探して試行錯誤を重ねる中で、五平餅ならではの風味の追求に苦労したという。 小野さ
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柔らかトマトをシャーベットに 焼津の会社、廃棄品活用し開発
焼津市の温泉旅館「蓬莱(ほうらい)荘」が設立した会社、ピオニエスはこのほど、柔らか過ぎて廃棄されるトマトを活用してシャーベットを開発した。インターネットで販売を始めたほか、5日からは静岡伊勢丹(静岡市葵区)で数量限定で売り出す。 ピオニエスは温泉水を活用して、藤枝市内のビニールハウスで「温泉美人トマト」を栽培している。年間生産量14トンのうち、1トン弱が果実が柔らか過ぎることから流通されないまま、廃棄しているという。 廃棄品の活用策として、これまでソースやジャムの材料として事業者に提供していたが、自社での製品化を模索していた。 味は温泉美人トマトの特徴の一つであるうまみを凝縮していて、
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お茶スイーツどうぞ 島田・KADODEでビュッフェ
島田市のKADODE OOIGAWA内の農家レストラン「Da Monde(ダモンデ)」は7月7日まで、多彩なお茶のスイーツを取りそろえたビュッフェを開催している。 煎茶やほうじ茶、和紅茶を使ったロールケーキ、タルト、パンナコッタなどのスイーツ15種類に加え、お茶ハンバーガーや茶そばなど食事類も用意した。揚げたての茶葉のフライも提供する。 KADODEのオリジナル緑茶の中から、火入れや蒸し具合の異なる4種類を飲み比べることもできる。シェフの氏原澪さんは「スイーツとの組み合わせを楽しみつつ、大井川流域のお茶の特徴も知ってもらいたい」と話している。 開催日は6月8、9、22、23日と7月6、
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掛川西高生「檸檬饅頭」開発 食物研究部、販路開拓にも挑戦
掛川市の掛川西高食物研究部が、地元の無農薬レモンを使った新たな土産品「掛川檸檬饅頭(れもんまんじゅう)」を開発した。28、29の両日に開かれた同校の文化祭で販売が始まり、反応は上々。市を代表する土産物に育てるため、販路の開拓にも挑戦する。 地元スーパーマーケット「スーパーサンゼン」、浜松市北区の老舗和菓子屋「ふる里」との共同開発。白あんにレモンの果汁と皮を練り込み、甘味と酸味の絶妙なバランスを追求した。皮のほろ苦さも特徴で、さわやかな香りにもこだわった。 開発期間は約1年。部員は協力各社と商品開発会議を重ねたほか、レモンの収穫でも汗を流した。部長の鈴木結耶さん(17)は「最初は会議で意
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絵本のビスケット再現 長泉の障害者施設、ビュフェ美術館で販売
長泉町下長窪の障害者就労支援施設「ほほえみ&みのり工房」は27日、絵本作家の堀内誠一さんの作品「ぐるんぱのようちえん」に登場するビスケットをイメージして作った「ぐるんぱクッキー」を、同町東野のベルナール・ビュフェ美術館に併設されているミュージアムショップ「TREEHOUSE」に納品した。28日から販売される。 同館で開催中の展覧会「堀内誠一 絵の世界」に合わせた企画。施設利用者4人と職員の手作りクッキーを箱に詰め、ショップスタッフに手渡した。 クッキーの作成には約3週間取り組んだ。塩味で、クッキーの表面には「ぐるんぱ」「BISCUIT(ビスケット)」の文字が刻印されている。施設利用者は文
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ひよこ型スイーツ「ぴよりん」 静岡県産食材でアレンジ、発売
ホテルアソシア静岡(静岡市葵区)は20日、名古屋発祥のSNSなどで人気のひよこ型スイーツ「ぴよりん」を県産食材を使ってアレンジした「うちっち ぴよりん」を発売する。 ぴよりんは、プリンをババロアとスポンジ生地で包んだスイーツ。極めて柔らかく、購入者が形を崩さずに持ち帰れるかを試す「ぴよりんチャレンジ」が話題となった。同ホテルは、県産ミカンのジュレなどを県産抹茶のムースで包んだアレンジ品を開発。古田信隆製菓料理長は「県産食材の魅力を改めて多くの人に伝えたい」と話す。 期間限定で、ロビーラウンジ「シーナリー」内で扱う。ぴよりんとうちっち-のセット(1200円)を22日まで、各日250セットを
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JAとららぽーと、沼津茶でコラボ スイーツなど12メニュー
新茶シーズンに合わせ、沼津市のJAふじ伊豆なんすん地区本部とららぽーと沼津は6月19日まで、特産の沼津茶フェアを開いている。同施設の飲食10店舗が、沼津茶を使ったオリジナルの12メニューを提供する。 季節の農産物をPRして地産地消と施設の活性化につなげるコラボ企画の第6弾。緑茶をホイップに練り込んだドーナツや濃厚な緑茶ラテ、茶のパウダーをたっぷりかけたサンデーなどを通して深い渋みが特徴の沼津茶を堪能できる。 同市が舞台になった人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」のオリジナルコースターもプレゼントしている。
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学生の胃袋満たした定食店「曙」おしゃれなフレンチに 親から子へ 受け継がれる地域との絆【記者さんぽ|個店めぐり】
静岡市清水区の住宅街の一角。この地で長く営業し、平成の終わりとともにのれんを下ろした人気定食店「曙」の跡地がいま、おしゃれで清潔感の漂うカジュアルフレンチレストランに様変わりし、注目を集めています。お店の名前は「AKEBONO.La Table(アケボノ・ラ・ターブル)」。定食店を営んでいた夫婦の長男で、フランス料理シェフの海野宏幸さん(49)が「あけぼの」の名前を継ぎました。首都圏の店で料理長として勤めていましたが、両親と同じ場所で、両親と同じように地域に溶け込みながら料理をふるまう道を選択しました。 地産地消にこだわり 静岡鉄道御門台駅から徒歩約10分。白色を基調にした外観が目を引き
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高級フルーツで至福のひととき パフェ専門店「ボヌール果実」(静岡市)【記者さんぽ|個店めぐり】
JR静岡駅から南へ徒歩10分ほどの石田街道沿い。「高級フルーツパフェ専門店 ボヌール果実」というお店を見つけました。黒を基調にしたシックな外観と対照的に、掲げられた果物どっさりのパフェの写真が色鮮やかでとてもキレイ。写真に目を奪われ、訪ねました。 「高級マンゴーパフェ」「贅沢三種類こだわり苺パフェ」「足立柿園の次郎柿パフェ」…。メニューは、パフェ、フルーツ盛り合わせ、無添加生ジュースなど、合わせて約30種類。季節により商品は変わるようです。 迷った末に「季節のフルーツパフェ マスクメロン入り」を注文しました。運ばれてきたパフェは高さ約30センチ、重さ576・5グラムとボリュ
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完熟イチゴのスイーツ堪能♡古民家カフェ「縁」(裾野市)【記者さんぽ|個店めぐり】
完熟イチゴを使ったメニューを味わえて、いろいろな動物がいる、昭和のおばあちゃんの家のような雰囲気の古民家カフェ。気になっていたお店が、秋のお休み期間を経て、12月に営業を再開するという情報を得て訪ねました。今回の【記者さんぽ|個店めぐり】は裾野市の古民家カフェ「縁(えにし)」です。 完熟イチゴを使ったメニューが並びます 瓦屋根の木造平屋の建物の中に入ってみると、火鉢、レトロな照明、振り子時計…。初めて訪れたのに、そこはかとなく懐かしい気持ちになります。元々はリサイクル店だった古民家をリノベーション。現在は、イチゴカフェ兼、フクロウの家兼、減農薬野菜の無人販売所となって
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不思議な世界へようこそ 「魔法のティータイム ヴェルベナ」(静岡市葵区)【記者さんぽ|個店めぐり】
「まるでおとぎの世界に来たよう」「今まで静岡にはなかったお店」。そんな情報を聞きつけ、静岡市葵区七間町のカフェ「魔法のティータイム ヴェルベナ」を訪ねてみました。お店はJR静岡駅から徒歩約15分の、静岡東宝会館やワシントンホテルプラザが並ぶ七間町通りに10月末にオープンしたばかり。ファンタジーの世界観で内外装や料理にこだわっていて、通りを歩く人々も思わず立ち止まってしまうほどです。 出迎えてくれたのは店長の南條未由さん(19)。静岡大学農学部に通う大学生です。なぜ現役の大学生が? 気になるところは追々聞いてみることにして、まずは店内に。 店長の南條さん。現役の大学生で
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まるでマニキュア おしゃれ度◎ ジャム店「Poco a Poco」(三島市)【記者さんぽ|個店めぐり】
コロンとしたキューブ形の、色とりどりの小瓶。ハンドメードの通販サイトで、商品が目に留まりました。化粧品のマニキュアかと思いきや、果物と野菜のジャム。イチゴ、ブルーベリー、ニューサマーオレンジといった果物だけでなく、ニンジンなどの野菜の味もありました。ラインナップをよく見ると、箱根西麓三島野菜をはじめとした静岡県の食材ばかり。気になって三島市の手作り工房「Poco a Poco(ポコアポコ)」を訪ねました。 東駿河湾環状道の三島塚原インターチェンジから車で5分。国道1号沿いの店舗は、売り場面積約8平方メートル、工房約30平方メートル。展示棚は、雑貨店のよう。色鮮やかなジャムやピクルスの瓶が並び、
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たこ焼き、串カツ、海鮮丼... おもしろケーキに込めた店主の思い リモージュ(島田市)【記者さんぽ|個店めぐり】
JR東海道線の六合駅と藤枝駅のちょうど中間あたり。「一風変わった」ケーキが人気を呼んでいると聞いて、島田市東町の「ケーキ工房 リモージュ」を訪ねました。藤枝市との市境に近い幹線道路沿い、かわいらしいクマのパティシエのイラストが描かれた看板が出迎えてくれました。 お店に入ってすぐに目に飛び込んできたのは「ザ・ケーキ屋さん」というショーケース。その一角を見て思わず「うん?」と声が漏れました。 ショーケースの一角に「おもしろケーキ」を発見 たこ焼き、お好み焼き、コロッケ、海鮮丼... ケーキとはとても結びつかない文字。これか! うわさに聞いていた「おもしろケーキ」シリーズにたどり着きました。
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あまーい♡クレープ自販機 すそのん愛もたっぷり 裾野市佐野
新型コロナウイルス禍で非対面の販売方法として改めて注目された「自動販売機(自販機)」。裾野市に「裾野愛あふれる自販機がある」という噂(うわさ)を聞いて、現場を訪ねた。 クラウンメロンが当たる!? 袋井で噂の自販機、訪ねてみました/温泉の自販機!? 伊豆市原保地区、噂の現場を訪ねてみました/オーレ藤枝の自販機22台「非対面店舗」 人気ベスト5は?/事故から再起 元力士自慢の味「ちゃんこ」自販機 静岡市駿河区―に続く自販機シリーズ第5弾。 裾野市役所の南西約400メートル。黄瀬川に架かる花園橋のたもとに、メルヘンチックな雰囲気の自販機を見つけた。曲線のアーチの下に設置された自販機には、ウサギや