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高級フルーツで至福のひととき パフェ専門店「ボヌール果実」(静岡市)【記者さんぽ|個店めぐり】

 JR静岡駅から南へ徒歩10分ほどの石田街道沿い。「高級フルーツパフェ専門店 ボヌール果実」というお店を見つけました。黒を基調にしたシックな外観と対照的に、掲げられた果物どっさりのパフェの写真が色鮮やかでとてもキレイ。写真に目を奪われ、訪ねました。

「季節のフルーツパフェ マスクメロン入り」。ボリュームたっぷり
「季節のフルーツパフェ マスクメロン入り」。ボリュームたっぷり

 「高級マンゴーパフェ」「贅沢三種類こだわり苺パフェ」「足立柿園の次郎柿パフェ」…。メニューは、パフェ、フルーツ盛り合わせ、無添加生ジュースなど、合わせて約30種類。季節により商品は変わるようです。

 迷った末に「季節のフルーツパフェ マスクメロン入り」を注文しました。運ばれてきたパフェは高さ約30センチ、重さ576・5グラムとボリュームたっぷり。驚いて店員さんに「みなさん、食べきることができるのですか?」と尋ねたら、「意外と食べきるお客様ばかりですよ」と教えてくれました。

  photo01 果物一つ一つのサイズが大きい  

 マスカット、オレンジ、リンゴなどは花などの形に飾り切りされ、見た目も華やかです。一般的なパフェにあるシリアルやスポンジケーキは不使用。果物、アイスクリーム、生クリームが容器から落ちないのが不思議になるくらいの絶妙なバランスで盛りつけられていました。味わったり、写真を撮ったりを繰り返しているうちに完食できてしまいました。

  photo01 お店の外観  

 水野かすみ店長(50)が「おいしくて健康に良い物を提供したいので素材にはこだわっています」と話してくれました。確かに、メニュー表には幻の洋ナシとも呼ばれる「ルレクチェ」、希少な白イチゴ、宮崎マンゴーなど、特別感のある果物がずらり。果物は各種の賞を受賞している生産者に直接連絡して味見するなど厳選していて、アイスクリームも有名高級メーカーの物を使っているそうです。パフェと共に提供されるお茶は、丹波の黒豆を使った黒豆茶。抗酸化作用やむくみ改善などが期待でき、美容に良いと言われているそうです。

photo01 お店の前に掲げられた看板  

 ところでフルーツパフェ専門店なのに、お店の前の看板には「黒毛和牛ステーキ」など、お肉のメニューが結構大きく書かれています。水野店長いわく「おいしいパフェは、おいしい料理の後に食べたくなるから」。今後、パスタなどの軽食メニューの充実を目指しているそうです。

  photo01 水野かすみ店長  

 独特な信条の水野店長のお人柄が気になりました。水野店長は中国の大連出身。日本に留学したお姉さんに誘われたことをきっかけに1998年に来日。短大を卒業し、姉と静岡市葵区七間町で2017年まで中国料理店「紅楼」を営んでいました。その後、大好きなフルーツの道に進もうと、都内のフルーツカフェで修行を積み、2021年12月に念願の自分の店「ボヌール果実」を開店したそうです。「若い世代の来店が多いと予想していましたが、子連れ、男性のおひとりさま、お年寄りの方など客層は幅広いです。お肉の後にパフェも注文される方もいます」と笑顔を見せます。

  photo01 会計横にはテークアウトできる果物やフルーツサンド  

 取材を終えて、お会計へ。会計横には、店内飲食もテークアウトも可能なフルーツサンドと、フルーツが並んでいます。あんなに大きなパフェを食べた後なのに、シャインマスカットとイチゴの2種類のフルーツサンドをテークアウトしました。店名の「ボヌール」はフランス語で「幸運」という意味だそうです。水野店長の「特別感のある高級フルーツを食べた人に幸せな気持ちになってほしい」という願いの通り、幸せなひとときを過ごすことができました。
 <ボヌール果実>静岡市駿河区中田2の3の6。電話054(260)4447。営業時間は平日は午前10時~午後7時。土日祝祭日は午前9時~午後7時(コロナ対策で時短営業)。第3月曜と年末年始は休み。

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