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長九郎餅20年ぶり“復活” きな粉をヨモギ餅で包む 西伊豆名物

 地域のにぎわい創出に向け、西伊豆町の老舗菓子店「飴(あめ)元菊水」(店主・荻田真理子さん)がこのほど、約20年ぶりに地元名物「長九郎餅」の販売を再開した。きな粉をヨモギ餅で包んだ、かつて各家庭で親しまれた和菓子。伝統の味の“復活”はすでに話題を呼び、町内外から来店客が訪れている。

約20年ぶりに製造販売を再開した長九郎餅=西伊豆町仁科
約20年ぶりに製造販売を再開した長九郎餅=西伊豆町仁科

 先代の時に看板商品の一つに掲げ、多くの反響を集めた。ただ、一つ一つ手作りで手間が掛かり、メインの飴づくりを優先させる形で製造を中止していた。毎年ヨモギの時期になると、製造を求める声が多く、以前より従業員が増えたことも重なり販売再開を決めたという。
 京きな粉を使用し、ヨモギや餅粉、小麦粉など材料は全て国産にこだわる。きな粉の香ばしさを出すため、水分を極力使わないよう工夫を凝らした。程よい甘みが口いっぱいに広がり、上品な味わいが楽しめる。1個200円(税込み)で販売している。
 荻田さんは「名産品なだけに、いい意味で製造のプレッシャーを感じている。常に一番のものを提供していきたい」と意気込む。

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