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金森、前田が首位発進 ゴルフ静岡県社会人選手権 1打差で宮下追う

 第5回県社会人ゴルフ選手権大会(県ゴルフ連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)決勝は6日、袋井市の葛城ゴルフ倶楽部山名コース(6960ヤード、パー72)で開幕した。初日は金森祐介(富士チサンCC)と前田高志(朝霧ジャンボリー)が1オーバーの73で首位に並んだ。1打差の3位は宮下健(伊東CC)、2打差の4位には松井桂佑(森町)がつけた。シードと予選通過者合わせて123人が出場し、2日間36ホールのストロークプレーで県社会人チャンピオンの座を争う。

初日を首位タイで好発進した金森祐介(富士チサンCC)=葛城GC(写真部・坂本豊)
初日を首位タイで好発進した金森祐介(富士チサンCC)=葛城GC(写真部・坂本豊)
首位タイで初日を終えた前田高志(朝霧ジャンボリー)=葛城GC
首位タイで初日を終えた前田高志(朝霧ジャンボリー)=葛城GC
初日に3位になった宮下健(伊藤CC)=葛城GC(写真部・坂本豊)
初日に3位になった宮下健(伊藤CC)=葛城GC(写真部・坂本豊)
4位で初日を終えた松井桂佑(森町)=葛城GC(写真部・坂本豊)
4位で初日を終えた松井桂佑(森町)=葛城GC(写真部・坂本豊)
初日を首位タイで好発進した金森祐介(富士チサンCC)=葛城GC(写真部・坂本豊)
首位タイで初日を終えた前田高志(朝霧ジャンボリー)=葛城GC
初日に3位になった宮下健(伊藤CC)=葛城GC(写真部・坂本豊)
4位で初日を終えた松井桂佑(森町)=葛城GC(写真部・坂本豊)


 得意のウェッジさえる 金森 高い技術示す
 得意のウェッジがさえ、高い技術力を持つ金森が3バーディーを奪って首位に並んだ。
 「ピン位置が難しかった」と振り返るが、56度と60度のウェッジ2本を使い分け、難しいグリーン周りで技を見せた。無理にパーオンを狙わず手前から攻めてパーを拾い、4番ショートはチップインバーディー。最終18番ロングも残り50ヤードを1ピンに付けてスコアを縮めた。
 ゴルフを始めたのは社会人になってから。富士市で練習場を経営し、仕事の合間に練習するが、「1日100球以内」と決めている。「毎回結果が出るのが面白い」と今は競技に打ち込む。
 最終日を見据え、「このコースは距離があるし、風次第」と警戒しながら、まだ個人で県タイトルを取ったことがなく「チャンスなので狙いたい」と優勝を誓う。

 安定感抜群のショット 前田 パットで反省 
 安定感抜群のショットで前田が好発進した。「バーディーを決めきれず悔しい」と苦笑したが、難コースで16番ミドル以外すべてパーをそろえ1オーバーにまとめた。
 最近変えたドライバーが「タイミングが取りやすい」と好感触で、第1打で確実にフェアウエーを捉えた。課題はアプローチとパター。パー5でチャンスがあったが、「寄らず、決まらずで残念」と反省した。
 高校生でゴルフを始め、親族が経営する練習場で腕を磨いてきた。ただ、「家業のホテル業に一生懸命」とプロを目指すことはなく、両親と一緒に働きながら朝か晩に週5回、練習を積んでいる。
 「人生の先輩と一緒にラウンドでき、学ぶことが多い。あすも楽しくプレーしたい」。26歳の新鋭は謙虚に県王座を目指す。

 3位宮下 切れのあるアイアンショット
 大人のゴルフにプレースタイルを進化させた宮下が2オーバーで3位につけた。
小柄ながらドライバーの飛距離は270ヤードで「若い頃はガンガン狙うタイプだった」が、この日は無理してパーオンを狙わず花道から攻めた。
 前半4ボギーと乱れたが、耐えて抜くと、後半は1アンダー。切れのあるアイアンショットで2バーディーを奪った。「今はパーを拾うゴルフが面白い」。虎視眈々(たんたん)と頂点を狙う。

 4位松井 悔やまれるのは17番ショート
 得意のパットを修正した松井が3オーバー4位から優勝を狙う。2、3番で3パットのボギーと出ばなをくじかれ、「嫌な雰囲気だった」と振り返ったが、その後はバーディーを重ね、スコアを伸ばした。
 悔やまれるのは17番ショート。第1打がシャンクで池に落とし、3パットもあって7打を費やした。
 「ショットは悪くなかった。あすもドライバーの調子次第」と力を抜いて逆転優勝を狙う。

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