雨量通行の規制 27日に基準廃止 熱海市伊豆山
静岡県は23日、熱海市伊豆山の大規模土石流を受け、国道135号熱海ビーチライン入り口―門川交差点間で設定している雨量通行規制の基準について、27日午前0時に廃止すると発表した。土石流の起点となった逢初(あいぞめ)川源頭部の不安定土砂を撤去する行政代執行が26日に完了するため。
県熱海土木事務所によると、2021年7月の土石流発生後、時間雨量10ミリ以上が3時間連続、連続雨量が100ミリ以上などの基準に達した場合は同区間を通行止めにしている。基準に基づく通行止めは今月22日までに計11回に及んだ。
市も23日、市道伊豆山神社線岸谷バス停―仲道入り口バス停間の雨量通行規制を27日午前0時に廃止すると発表した。