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盛り土規制法成立へ　参院国交委、全会一致で可決

　参院国土交通委員会は１９日、熱海市伊豆山の大規模土石流を受けた盛り土規制法案を、与野党６会派と無所属議員が共同で提案した１０項目の付帯決議案と合わせて全会一致で可決した。２０日の本会議で成立する見通し。
　法案は土地の用途にかかわらず、危険な盛り土を全国一律の基準で包括的に規制する。都道府県知事などが指定した規制区域内での盛り土工事を許可制とし、災害防止のために必要な基準を設定。罰則も強化する。衆院の審議で規制区域外も含めた工事や土砂管理の規制のあり方を５年以内に見直すよう、検討条項が修正された。
　付帯決議は、規制区域の円滑な指定に向けた基本方針、政省令案の早期提示▽知事らが勧告や改善命令、行政代執行を適時適切に実施するための具体的・明確な基準の提示▽不適切な盛り土の早期発見につなげる体制の整備―などを求めた。

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