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人材育成に民間の視点 袋井市「未来職員創作アドバイザー」創設

 袋井市は26日、人材育成基本方針の見直しに向けて「袋井未来職員創作アドバイザー」を創設し、東京都大田区の会社員南郷佑奈さん(35)を任命した。同市では初めての試みで、民間の視点を取り入れ、未来志向の人材育成の考え方を基本方針に盛り込む。

「袋井未来職員創作アドバイザー」に就任した南郷さん(中央)=袋井市役所
「袋井未来職員創作アドバイザー」に就任した南郷さん(中央)=袋井市役所

 南郷さんは旧豊岡村(現在の磐田市)出身で静岡大を卒業後、民間企業で地方自治体、中央省庁を中心にITツールを活用した働き方改革などに取り組む。任期は半年間で、週1回程度の人事担当職員とのミーティングなどを通じ、人材育成基本方針の骨子策定に向けてアドバイスする。
 アドバイザーは公募で選ばれ、連携協定を結ぶアナザーワークス(東京都渋谷区)が展開する、人材と企業、自治体のマッチングサービス「複業クラウド」を活用。市によると、全国から36人の応募があった。
 就任式が市役所で開かれ、南郷さんやアナザーワークスの大林尚朝代表らが出席した。委嘱状を受け取った南郷さんは「地元の静岡に貢献したいという思い。培った経験を生かして精いっぱい頑張りたい」と意気込みを語り、大場規之市長は「この試みを人材育成の新たな方向性を見いだす一歩としたい」と期待した。

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