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稼働目標を1年前倒し 掛川、菊川の新廃棄物施設

 掛川、菊川両市の衛生施設組合が計画する新たな廃棄物処理施設で、同組合は21日、新施設を2030年4月に稼働させる目標を示した。当初予定より1年前倒しになる。現施設の解体跡地ではなく、隣接地への建設を進めることで工期短縮が可能と判断した。23年4月に組合内に建設プロジェクトチームを設置する。
 同日の組合議会臨時全員協議会で説明し、計画変更が了承された。21年1月策定の基本構想で示した産業廃棄物の受け入れや民設民営の運営方式を撤回し、現施設と同様に一般ごみだけを処理する施設として建設する。組合と両市は23年度中に、施設整備基本方針やリサイクルの方向性を示す計画を策定する。設計の業者選定は24年度を予定している。
 新施設を巡っては、火災による現施設の一部焼損や産廃受け入れに対する市民の反発を受けて両市が今年3月、専門家による検討委員会を設置し、計画の練り直しを進めていた。

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